検索でヒットしないライカの使い勝手と感想
noteでHITするライカ記事なんてどれもこれも9割日記みたいなもんだから読む価値なんかね、ほら、わかってんだろ?
あたしゃデジタルからカメラを始めてね、ずっとニコンを使ってきたんですよ。他社も少しありますけど。
D80
D7000
Df (SLV)
D750
D500
SONY α7
D5
Df (BLK)
Z 7
RICOH GRⅢ
FUJIFILM X-E3
Z fc (SLV)
D80 (二回目)
Leica Q2
Leica M10
途中、SONY α7 を買い 約3年使っていた。ニコンのミラーレス Z 7 の購入を機に α7 は手放し、その後2020年社会が激変した事をきっかけに機材に対する趣向性も変わり、RICOH GRⅢ 、FUJIFILM X-E3 、Z fc といった小さいカメラを購入。しかしそこまで自ら進み続けた結果「あチガウわぁ。」とやっと自分の性分と本当に求めてる本質を把握出来、結果的に Leica Q2 & M10 に辿り着いた。
ライカは Q2 を先に買いましてね。その一年後に M10 に手を伸ばしたのですよ。
「ライカには元々興味が無かったんですけどね奥さん。」
最近そこかしこのnoteで書かれてるフレーズですね。なんかね、最近売れてるらしいですよ? 国産のカメラと比べるとあからさまに スペック:コスト比 が 泥程悪くて、しかも所謂「ライカならではの写り」にも興味が無いし「最後はライカに行く」なんて結果論だけで人より先に立った気になってる人の昭和性マジで疑うし「ライカは人生を撮る物」なんて言葉は嘔吐するし言ってる人のオナニーだと思ってた。ライカじゃなきゃ人生撮らない人達もいるんだろうけど別にそんな棲み分け必要無い。真面目な話 今も思ってる。ナニ言ってるんだ頭沸いてんのかと。
そうじゃ無いんですわ。欲しいから買ったんです。そのために全力出した💸「カッコつけたくてカッコつけてる」ような上積みペラッペラ〜な noteを書く自称 フォトグラファーと一緒にしないでくださいよ。かと言ってと面白い記事にする訳でも無いからこのエントリーだって他のと同じなんだけどね。いいんだそれで、買いたいから買う=書きたいから書く。
ライカは実際のところコスパ悪い。マジで悪い。修理も機種によってはドイツ本国じゃないと直せないとか意味がわからない今どき。日本アメリカ等主要国内に修理拠点を置く努力くらいしろと素人のアタシャ考える。デジカメなんて壊れない保証無い。
ライカはソフト面も弱い。悪い。Q2もM10も両方。例えば電源スイッチを入れて撮るまでのタイムラグ、起動時間が凄く長い。また、スナップ撮ってると「撮ってOFFにしてその瞬間に撮りたいシチュエーションが目に入ってきてすぐ撮るために再びONにする」事が多々ある。こういう操作をすると間違いなくシャッターチャンスを逃す。起動時間の所為で写真が撮れないのです。こどもの写真とかマジでチャンスとの縁 皆無。
この現象は FUJIFILM も酷かったの。一方でニコン機は、シャットダウン動作中でも再度電源スイッチONになればその瞬間から起動に移り、起動時間もライカ程長くない ので割とすぐ撮影出来るんだけども。GRも速かった記憶。GRは速写&スナップのコンセプト機だから他の追随を許したらマズイよね(煽
ライカは高感度ノイズも弱い、悪い。ノイズなんて気にしねぇという強い意気込みが感じられる。使い物にならねぇ。どうやら「…?フィルムだってノイズ出るんだよ?なに?」という姿勢であらせられるとの事、どこかの文章を読んだ事がある。それは別に構わないんだけど、スタンスはどうあれ「使えねぇ。」ってのが事実。
こんなに不満タラタラでコスパ評価マイナス値なライカだけど、やはり欲しくなった理由を客観的に考えてみると【Leica】に価値を感じたから。ズルいよね、名前だけで金稼ぐカメラって。国産メーカーでこんな品質の商品作ったらボロクソに言われるってのに。ひどい話だ。
買う直前はとにかく「欲しかった」欲しくなった。それよりも少し前までは(高いし)自分に「コスパ悪いし壊れた時どーすんの👎」と運用部分に関して考えた気になって不買を貫こうとしていたんだけど、買ってしまった今からすると 必死に自分の物欲を騙そうとしていただけだった。自分をあざむいてもイイコトナイヨ。
買ってからは他のどんな機材とも同様、このカメラの癖を知る必要がある。運用一回目や二回目から大切な撮影に投入するなんてド素人よりも酷い無責任者のやる事。知り合いの結婚式に買いたてホヤホヤ機材を投入するなんて考えただけで恐ろしい。そんなオナニーは自分の部屋でやっとけという事案でしょ?
ただ、クラブイベントも直近で無かったので日々で使用していたけど、先述の通り色々ととにかく扱いづらい。はじめに直面する使いづらいファクターは高感度ノイズ。現代のデジカメで暗いレストランで何も考えず「とりあえず撮る」が出来ない70万オーバーの機材。要らね〜(゚⊿゚) でしょ?普通に考えたら買うべきじゃ無い。
2つ目の使いづらいファクターは起動時間とシャットダウン時間。さっきも書いたけど二回書く。遅い。おっっそ。シャッターチャンスを狙いたかったら電池を消耗してください。さらに電池使い切ったら撮れなくなるから存在意義が無くなるね!☆(ゝω・)vキャピ
3つ目、無線転送接続が不安定。ストレス。吹出物が増えるレベル。洗顔料とクリームにもコストをかける事になりますので覚悟しなければなりません。
と、わたし目線ではこれだけでも74万円の価値は無い。
皆さんはどう思われますか。
言いたい事はここまでで全て書いてしまいました。落ちは特にありません。結論、私は Q2 と M10 を所有する事になったのですが、ここまで腐すカメラを何故所有する事にしたかと言うと、唯の「物欲」に他ならないのですな。
但し、その物欲の根源が所有欲求とは別にある自分の性分の根底から湧き出てくるモノに由来していると感じています。
自分の性格的な話になるので話すこと書くことはは苦手ですが、自分はどうも「現状」に「満足」する事が物凄く少ない性分を持っているようで、何事もある程度まで行き、到達点を把握したい衝動に駆られる事が多々あります。プライベートでも仕事でもです。
細かい話は割愛しますが、要点をカメラに当てはめると「カメラの究極の形」だと自分が認識しているカメラを所有する所まで到達しなければ次から次へと違うカメラが欲しくなる、とでも言える事になります。
その一つの到達点が過去にありまして、ニコンのフラッグシップ機 D5 でした。到達したのですが 3年ほどで手放す事に…手放した理由は 不満 ではなく、自分の中で「カメラに求める要素」が徐々に変わっていった結果でした。
カメラの機能は「撮る」事。そして "どう" "撮れる" か、という要素は付加価値。その付加価値はレンズに依る「写り方」もありますが今回のお話はボディに対してとなります。ボディに依る付加価値とはつまり、連写・AF性能・連続撮影可能枚数などなどですね。ただね、そんなの無くても【カメラ】としての存在意義は成せるのに、実際に撮れればいい「だけ」のカメラはビジネスとして成立しづらいようで、世界シェア上位を長年占めている国産メーカーの商品を見ると、いかに購買層の"母数"を大きく構え、より多くの "カメラを持ちうる人" に受け入れられるようにするか、具体的にはどれだけ機能を多様化していくかという事に凌ぎを削っていますね。
このカメラ業界流れ、自分はなんとなく矛盾していると感じます。その実を見ると矛盾なんてしてなんていないんですが、なんでしょうね。
そんな感想を持つ自分だったからなのかどうかは知らんけど、「業界の流れに乗らずミニマル化している」ライカに興味を持ってしまった。「ライカだから」と言うよりは「突き詰めてるから」の方が勝った理由として正しい。
結果的に今楽しいですよ。
と言いたい所ですけど、なんですかね。なんかこう…なんか。なんなんだろう。
不満はないけど満足してない感じがあるのは、「もっと何か」を求めてる気がするけど、そんなの無いんだよね。【ライカ買ってんだぜ?】←って自分にいつも言ってんのに、空気を掴もうとしてるような何かを求めてる感が無くならない。ハッセルとかフジ中判とかには全く持って興味ないしカメラじゃなく「デカイブツ」としてしか目に入らないし、ライカを超える何かを何も感じないので、ここが到達地点だと思うんすけどね。
もっと使ってみて見えてくるものがあるんじゃないかと思ってる。自らの意志で使い続けた時に始めて見えてくる 自分の中にある何か をいつか見たい と感じさせてくれているのが ライカ であって、今はその通過点にいるだけなんだ、と分からせてくれたのも結果的に ライカ だった。
そういうカメラだ。
何言ってんだか。
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