真面目っ子が真面目を卒業した日。
前置き。
こういうの書きたいなと思っていたのですが、色々あってずっと書けず…。
書けそうな話題が来たので、乗っかっていきます。
大層なタイトルにしてしまいましたが、久しぶりにラジオ以外の事を書ける嬉しさです。大目に見てくださいませ。
初めて髪を染めたのは?
確か、大学2年生の時でした。ちょっと遅れた大学デビューですね。
元々、おしゃれや化粧は大好きだったのでそういうのは色々やっていたのですが、髪だけは染めずにいました。
なんで染められなかったの?
今考えるとピュアな話ですが、大学入学当初にお付き合いしてたパートナーが許してくれなかったからです。
しかも歯向かうと怒りを買って手をつけられなくなるので、遠距離ながらもそのルールを守って、ずっと黒髪でいました。
染めるきっかけは?
そのパートナーとも大学1年の末別れたのですが、いまいち髪を染めるまでのイメチェンをしたいとは思えずでろでろ過ごしていました。
今考えると黒髪も楽しかったのと、支配から抜けきれていなかったのかもしれません。美しく染められた髪色を見て羨ましいと思う反面、自分は髪を染めるだなんてこんなことしていいのか?と謎の葛藤を過ごす日々もありました。
そうして過ごしていた2年目の夏のある日、所属していた部活で色恋の絡むちょっとした揉め事が起こりました。私はその混沌の間に挟まれ、「部活をまっとうしたい自分」と「この混沌を強制的に力づくにでも終わらせたい」という葛藤に苛まれてずっとモヤモヤして過ごす時期が2週間くらいはありました。
自分は部内で三役のうちの一人だったこともあり先輩方とも話し合いをして、「このまま活動すると崩壊するから一旦休止しよう」と決め、このモヤモヤとおさらばできる時が来ました。
ですが、人間というのは悩む生き物なもので、自分がどう足掻いても非力な立場にたとしても「どうしてこうなる前に自分がもっとなんとかしてあげられなかったのか」とモヤモヤする数日を過ごしました。
そのモヤモヤも全て断ち切ることができたのが、美容室でした。部活とは別用でセミロングくらいまであった髪をショートにしなければならなかったのですがその時に、「こんなにバッサリ切るなら髪も染めて、数ヶ月抱えてたあらゆるモヤモヤとも決別してしまおう。」と決意することができました。
その後。
「髪を切って染めたから上手く行った!」と眉唾物みたいな話が起こるわけではないですが、背負っていたモヤモヤが憑き物が落ちたかのように軽くなり色々遊び始め、いろんな方向ではっちゃけ始めました。
…こういうと不良になったみたいですが、約1年間パートナーという檻、いくつか掛け持ちしてたサークルという狭い環境にいたことに気がつき、自分が変われば見える世界も、広がり方も全く違うことに髪を染める事で気がつくきっかけになりました。
ここから、自分にとって髪を染めることは、”リスタート”の意味をいつの間にか持つようになり、就職前、色々重なって退職することになった今も髪を染めています。
また何かしら決意が何か決まれば、きっとまた自分は髪を染めるのだろう。
その時を再出発地点として、また進める後押しに好きな色で自分を染めたいなと思っています。