「ラストマイル」　　　　　　　　　　関係図を分かりやすく　　　　　　　　　　※ネタばれ少なめ

きっかけ

「ラストマイル」が興行収入が伸びているとニュースサイトで見た。
【興行収入45億円突破したとの事でした　9/25現在　凄い！！】

邦画というだけで少し映画館に行く気が薄れてしまう、、(悪い癖です)
しかし、大ヒットの映画は、映画館で観たいと思うので、映画館に行ってきました！

公式サイトより抜粋

ストーリー　

ブラックフライデー前夜、届いた荷物は爆弾だった――
　　　　　日本中を震撼させる4日間。
　　　　　【公式サイトより一部抜粋】

もし届いた荷物が爆弾だったら？
そんなこと思うと怖くて荷物も受け取れないですね。。

世界規模のショッピングサイトの倉庫に配属されたセンター長　舟渡エレナ(満島ひかり)と梨本孔(岡田将生)と共に、上記の謎に立ち向かっていくというストーリーになります。

解説(ネタばれ少なめにします)

基本的には、3つの視点から描かれます。

①DAILY FAST(大手ショッピングサイト)
舟渡エレナ(満島ひかり)と梨本孔(岡田将生)
②羊求人(宅配業者)
八木竜平(阿部サダヲ)
③ドライバー(羊急便からの荷物を運ぶドライバー)
佐野昭(火野正平)　佐野亘(宇野祥平)

その他　警察　シングルマザーの家庭　
　　　　アンナチュラル　MIU404
　　　　(上記2つのシェアード・ユニバース・ムービーなのです)
　　　　※私は、MIU404しか見ていないのですが、全然問題ないです！

①DAILY FAST(大手ショッピングサイト)
舟渡エレナが所属する会社、アメリカの会社になりますので、バリバリ結果主義です。日本支社の統括本部長(おそらく、日本で一番偉い人)の五十嵐道元(ディーン・フジオカ)に、責任を取れと言われたり、別の会議で勝手にエレナのせいにされていたり、怖いです・・ただ、エレナは想定していたかの様にするりするりとその問題を乗り越えていくんですよね。(羨ましい！)

②羊求人(宅配業者)
羊急便は、DAILY FASTの荷物を6割程運んでいる為、頭が上がらず、いいなりの状態になっており、八木竜平(阿部サダヲ)は、DAILY FASTとドライバーの両方を取り持つ、ザ中間管理職のような人です。(大変そうでした。。)

③ドライバー
羊急便から、依頼を受けて荷物を運びます。1個運ぶことに、150円もらえるとの事でした。ただし、荷物を受け取ってもらえないと、150円は貰えないとの事でした。(調べると一般的に、1日で運べる荷物の個数は、平均100個との事でした。150円×100＝15,000円くらいの計算になります。)
ここで問題になっているのが、配達料が安い！との事です。

イメージ：150円×24日(月6日休み計算)＝36万円
実際は、雨が降ったり、道に迷ったり、留守だったりで、これより下がることも多いと思います。そうなると、やはり物足りないとの事なのでしょう。

この3つの目線から、連続爆弾事件が起きた時に、それぞれの役割を全うしようとするのですが、そこがなかなか面白いです。

伏線回収も上手く行われていますので、最後まで楽しめると思いますよ！
(個人的には、予告編を見ずに行ったのですが、そっちの方が楽しめると思いますよ！)

印象に残った事(ネタバレ少なめ)

①仕事編(DAILY FAST編)
DAILY FASTには、カスタマーセントリックという、経営方針のようなものがあります。その中に、「すべてはお客様のために」という言葉があります。
一見問題ないように見えます。商品に不備があった、為返金を求めている。お客様のために、返金対応をする。爆発の可能性はあるけど、配送を止めてはいけない、お客様のために。配送が遅れているから、一時ショッピングサイトの販売を中止にする必要があるけど、わざわざ他のサイトを探してまで購入させる、面倒な事をさせたくない、お客様のために。
かなりゾッとしました。仕事にのめり込み、都合のいいように意味を捉えている事に気づいていない。私も夢中になり過ぎて、客観的に見れていない事があるかもしれません。注意します、、

②仕事編(ドライバー編)
「仕事は魂込めてやるんだ」佐野昭(火野正平)が言ったセリフです。
続いて、「荷物が一人ひとりのもとに辿り着くなんて奇跡なんだぞ。俺たちは奇跡を起こしてるんだ」というセリフが印象に残っています。それに対する息子のアンサーも凄いのですが、気になる方は映画を見て確認してみてください。話は戻るのですが、最近仕事のモチベが下がりつつあり、なんの為にやっているのかなど、納得する答えが出るわけでもないのに、考えてる自分がいます。世の中が大きく変わっていく中で、いつの間にか当たり前だと思っている事が多くあります。スマホで動画をみたり、ネットで買い物をしたり、タクシーがすぐ呼べたりなど、自分の仕事も一つの奇跡になると思います。配達員さんの素行の悪さがニュースになりますが、佐野昭(火野正平)のようなドライバーの方もいらっしゃると思って、私は、不在になることを極力減らそうと思いました！！

総評

個人的には、非常に面白かったです。映画の面白かったというよりは、ドラマの最初と最後が上手くはまっているような面白さがありました。伏線回収が多い(私が気づいていないのもあると思いますが、、)ので、ドラマだと最初の方の記憶が飛んでいるのですが、映画だと1時間前なので安心ですよね(笑)それにプラスして、爆発のシーンがものすごくリアルに描写されており、かなり迫力がありましたので、映画館で見るのをおススメ致します。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。