年金は払い損?
キオクシアホールディングスとダイレクトマーケティングミックスは見送ることにしました。
次のアースインフィニティと日通システムには参加予定。
昨晩、NISAとiDeCoについて記事を書きながら、改めていろいろ調べていたところ、「年金は払い損」と書かれた記事が目に留まりました。
(払った年金)>(将来もらえる年金)
確かにそれが本当なら払うの嫌だなーと思って調べていたところ、
厚労省年金局のQ&Aを見つけました。
「公的年金制度に関する考え方(第2版)」(平成13年9月)
(ちょっと古いけど気にしない…)
この中から特に気になるQ&Aをピックアップ。
Q3 払った保険料よりも、もらえる年金の額の方が少ないのではないか。若い世代ほど今後の保険料負担が重くなり、負担できなくなるのではないか。
1. 長期間にわたる賃金や生活水準などの上昇を踏まえた給付を行い、現役時代と大きく変わらない生活のできる年金を約束することができるのは、世代間扶養を基本とする仕組みであるからであり、いわばかけがえのない公的年金について、本来損得の観点からみる次元の問題ではない。
2. あえて計算しても、平均的に長生きすれば、支払った保険料の総額より生涯受け取る年金額の合計の方が大きく、決して払い損にはなっていない。
3. いずれにせよ、少子高齢化が進むにつれて、より若い世代の保険料負担が上昇するのは事実。しかし、公的年金の保険料を払うことにより、親の老後を心配することなく安心して生活ができるという意味で、現役世代も、公的年金制度の間接的な恩恵を受けていることにも留意が必要。
4. なお、前回(平成12年)の制度改正で、
(1) 厚生年金の保険料率は、将来においてもボーナス込みの賃金に対して労使あわせて2割程度(現在13.58%)となり、
(2) 国民年金の保険料についても、改正法の附則に規定された基礎年金に対する国庫負担の割合の引上げ(1 / 3→1 / 2)を図ることにより、将来も18,000円台(平成11年度価格)にとどめることができると考えており、
将来の保険料負担が過重なものとならないよう取り組んだところ。
長いのでもう少し簡潔に。
1.年金はそもそも「損得」で考えちゃだめ
2.長生きすれば元は取れる!(約80歳以上)
3.少子高齢化すれば若い世代の保険料が上がるのは当然
4.国も保険料上げ過ぎないように頑張ってるよ
といった感じかな。
結局1の回答がこの制度の根幹な気がします。
考え方は違うけど、やってることは税金に近い。
年金には老後のことだけじゃなく「障害」や「死亡」も含まれていて、単なる老後の積み立て資金とは異なります。
「社会全体で備え保障する」
これが答えなんだと思います。
ただ、今の若者が保険料増大で苦しんでいるときに、年金をたくさんもらえている高齢者には腹が立つ。これは納得できない。
社会全体での保障というのなら、高齢者の年金支給額を下げて、若者からの徴収額を下げてもいいんじゃないのかと。
ここを掘り下げていたら別の制度の問題にぶつかった。
せっかく納得しかけていた年金制度の存在意義すらグラグラしてきた。
長くなったので次の記事にします。