終わってしまってさ348.!
名古屋という場所は、音楽活動をする上でのふるさとみたいなところがある。2020年、「さあいくぞ!」と腕をまくった瞬間のコロナ禍で、ソロ遠征の予定を入れていた公演がいくつも吹っ飛んだ。そんな状況下で、名古屋ののぅぴぃさんというイベンターさんがイベントを紹介してくれた。自身の企画に出演した翌日に名古屋で開かれるイベントで出演者に欠員が出たという。「ぜひ!」と言ってお願いした。
そのイベントがブラジルコーヒーで開催された空博実行委員会の「Spring has come」だった。
アフターアワーズ、HoSoVoSoとのスリーマンライブで、弾き語りとして2番手に出演させてもらった。
劇的なライブというのは今までにもいくつかあるけど、この日はまさにそうで、自分のことを初めてみるというお客さんがすごく盛り上がってくれて、持っていってた物販がすべてなくなるほど。
自分のために動いてくれたのぅぴぃさんもその光景に泣いてくれていた。
それからというもの、空博実行委員会エガちゃんを中心にとても良くしてもらって、だいたい2ヶ月に一回は通うようになった。
その年の6月、「素粒子たち」をリリースして、バンドツアーももちろん名古屋で、そしてそれもブラジルコーヒーで予定していたが、ふたたびの緊急事態宣言にあえなく断念。無期限延期とした。ソロでのライブに変更され、「闇キャンプ」としてコンパクトかつプライベートな雰囲気でライブを行った。
このあたりまでは空博実行委員会のブログにも書いてくれてます!
それから3年が経ち、2023年。「あこがれGOLDEN」ツアーでようやく名古屋でのバンドセット、それもブラジルコーヒーでの開催が念願叶って行われた。焦らされて放たれた空間はものすごい熱気に包まれた。
そして、空博実行委員会と約束をした。
「今度は得三でやろう」と。
そしてついにその時が来た。
2024年10月18日、小野雄大band set、in得三ワンマン。
「素足の地位」と題しての名古屋単独のツアー。
東京を拠点に活動する自分たちがあえて名古屋だけでバンドセットライブを行った理由は、ここまでのヒストリーの中で交わされた約束もあるけど、それ以外にもいくつかある。
空博実行委員会エガちゃんが言ってた言葉の中にこんなものがあった。
「好きなミュージシャンとかバンド、待ってても来てくれないから自分で呼ぶ」
そのスタンスの中で自分は多くの場面で頼らせてもらってきた。
「名古屋の盛り上がりは最高だからどんどんやったほうがいい」
というタイヘイが言ってくれた言葉も追い風となった。
そして、やっぱりみんなに今の小野雄大band setを観てもらいたかった。
集客だけのことを考えたら東京かもしれないけど、そんなものを超える理由をここまでみんなで築いてきた。
ライブは、だから収益とかを通り越して、とても素晴らしいものになった。
またこれからさらに羽ばたいていける。
そんなステージだったと思う。
新しいアルバムの発表も直接伝えることができた。
何より、名古屋のファンだけじゃなく、全国から遠征して観に来てくれたこと。
これだけでも大成功じゃないかな。
ミュージシャンが最高なライブをするのはまあ当たり前として、関わってくれた人たち、来てくれた人たちが大きな感動の渦に飲み込まれた時、ちょっと異様な感じになる。
あの夜、ちょっと異様だったよね。
駆けつけてくれた駿人さん(umihayato)が漏れなくそんな空気感を写真に残してくれた。
でも最近、小野雄大band setのライブはいつも異様です。
これから新しいツアーもはじまります!
東京からはじまって、全国へ、12月から1月にかけてバンドセットだったり丈造とのデュオだったりソロだったりと、駆け回ります!
初日の東京ではまた新しいお知らせも控えていて、なので、バンドセットの東京、名古屋、大阪はすべて集合してください!!!!笑
新しいアルバム、はやく聴いて欲しいな〜。
やっぱり準備とかお金のこととか本番への不安とかで考えるのも嫌になる時とかって当然あるけど、やっぱりライブは楽しい!そう思わせてくれて付き合ってくれるメンバーのみんなにも改めて感謝です。
はあ〜、終わってしまって寂しいや!
お知らせ
アー写が新しくなりました!
2024年12月4日(水)発売予定
小野雄大2nd Full Album
「SPECTRUM」
1.GOLDEN
2.YOU&I
3.miracle
4.さざなみ
5.ひかり
6.夢の住処
7.T&D
8.パズル
9.霞の歌姫
10.プリズム
11.惑星
12.無敵(album ver.)
10月22日22:00〜プレミア公開決定!!!!!
2024年2月に開催された 「小野雄大vs小野雄大band set」 ライブ映像をプレミア公開します!!「素足の地位」ロスのみんなも、12月からはじまる「超無敵バイブス」ツアーの予習としてもぜひ♩みんなで観よう!
さいごに
ちなみに、「素足の地位」という言葉はエミリー・ディキンソンという詩人の言葉から。無所属での活動はとても頼りない速度で、小さな歩幅の自分だけど、みんなと確かな音楽を作り続けている。目先の栄誉ではなく、裸の言葉で、みんなの日々に寄り添える歌を歌い続けていくよ、という意味を込めて、これからリリースも控えているけど、いまこのタイミングできちんとスタンスとして表したいというそんな思いでこのタイトルにしました。いつでも求められたときに手を差し伸べられるように、これからも歌っていきます。
君の悲しみを残さず食べ尽くせるように。
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