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大人でも子供でもない君へ


新成人のみなさまおめでとうございます。


タイトルに棘があったらすみません。変な意味はなく、6年前の僕が思っていたことなんです。


20歳になった途端、大人は言います。「大人になったな」と。でも急に大人になったりはしません。


少し天邪鬼なことを言いますね。


大人の定義が分別がつくことであるならば、20歳より前に大人になっている人もいるでしょう。

大人の定義がお酒が飲めることであるならば、50歳になってもお酒が飲めない人は大人じゃないのでしょうか。


めんどくさいことを言いたいわけじゃなくて、6年前の僕と同じように変なプレッシャーを感じている新成人がいるなら、安心させたいだけです。


「あなたのなりたい大人になればいい」と。


みなさんが見ている「大人」も大人の定義なんか分からず生きています。


正しいことをしている人が大人かもしれないし、間違いを受け入れることが大人かもしれない。

成功している人が大人かもしれないし、失敗を話せることが大人かもしれない。

自分に投資できる人が大人かもしれないし、自分を犠牲にできることが大人かもしれない。

強い人が大人かもしれないし、弱さを認めることが大人かもしれない。


君たちは確かにもう子供とは言えないです。自分がしたことへの責任が伴う年齢です。

つまりそれは、自分で選択できる年齢という意味でもあります。


あなたが嫌いな大人にならず、あなたが好きな大人になればいい。


6年前、もう子供じゃない大人なんだ、と変にプレッシャーを感じていた僕に言ってあげたいです。


完璧な大人なんていない。君は相変わらず好きな映画を観て音楽を聴いて漫画を読んで、仕事は辛い時もあるけど笑ってる時の方が多いし、朝までお酒を飲んで話す仲間もいる。楽しい大人になったぞって。



辛抱すればきっと明るい未来は来ると言う大人がいるでしょう。

私達の時代は、と古い知識を話す大人もいるでしょう。

過去の栄光を武器に張り合ってくる大人もいるでしょう。


どうか分かってあげてください。

大人は今この世界が必要としている”正解”を持っていません。だけどそれを素直に言えないのも大人です。


いわゆる”正解”を導き出せるのは、きっとみなさんだと思います。26歳の僕も仲間に入れてくれるならば、こうも言えます。


これからの未来をつくっていくのは僕達です。

僕達が誇れる、僕達が好きだと言えるそんな未来をつくりましょう。



2021年始まったばかりではありますが、今年一番の「おめでとう」をここに。






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