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I'm thinking ...

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「Thinking」では、 日常生活で感じたこと働いていて考えたことなど ひとりごとを書いています。
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#日常

知らない先生の授業を受けた朝

テレビを観ている夢を見た。 50代くらいの男性中学教師に密着する番組。 その先生は少し白髪が混じっていて、 おしゃれとはいい難い古風な眼鏡をかける 優しい顔つきの先生だった。 どうすれば飽きない授業ができるか、 生徒に寄り添った授業をするから慕われていた。 ある日の授業で先生は言った。 これからは見てもらう授業はやめる、 君たちには推察する力を持ってほしい。 みんな何を言っているのかわからない というような顔で先生を見ていた。 授業が終わり、 一人の学生が先生に近

最初にブルーを選べば誰ともかぶらないでしょ?

ある女の子の話です。 彼女は少し泣き虫でした。くりくりした目に大粒の涙を溜めて、この世の終わりぐらい悲しそうに泣く姿は彼女のお兄ちゃんそっくり。 でもそんな泣き虫ガールを卒業すると、女の子特有の社交性を発揮し、あっという間に「見て聞いてガール」になっていました。 ある日、好きな色の話になりました。 1人の女の子が「ピンク」と答えると、まだ幼稚園生だった彼女は「ピンク好きだけど、幼稚園ではブルーって言うの」と答えたのです。 どうして?と僕が聞くと、彼女は少し勝ち誇った

明けない夜も年もないんですね

あけましておめでとうございます。 とても長い間書いてなかったように思います。 書くのを義務化したら辞めたくなってしまう、そう思ったので自由にした結果、やはり忙しさを言い訳にしてしまいました。 今年は何か目標を掲げて、更新を習慣化しようと考えております。 もう少しだけ言い訳にお付き合いください。 お声をかけていただき職を変えようか悩んでいました。 職を変えると言っても、業界は同じで立つ場所が変わるイメージです。 結論から言うと、今の会社に残ることを決めました。

三度目の正直

言い訳をします。 複数の案件が同時に降ってきて 自分の今後を考えるような転機が訪れて とにかく頭も手もフルで動かしてました。 そんなわけで更新できませんでした... 慌ただしい一週間の最後を締める今日。 朝目覚めると悲しいのやら嬉しいのやら 複雑な気持ちになりました。 夢に父が出てきたからです。 僕の両親は離婚しています。 家族に対する父の裏切りが原因でした。 一度ではなく二度も。 僕は許せませんでした。 だから許しませんでした。 夢の中で父は

いっぱい食べなさい

そう言われるのが得意じゃなかった。 子供の時は訳も分からず ニコニコしてればよかったけど、 思春期真っ盛りの学生時代は 食べてるよ、と反抗的な態度をとっていたし 外食先で言われると恥ずかしいと思っていた。 長期休みで祖父母の家に行くと 祖母は沢山の手料理で僕たちを迎えた。 そして食べている僕や妹に向かって 「いっぱい食べなさい」 と言うのだった。 たまに会う祖父母に冷たい態度はとれないと 思春期や反抗期の僕でも分かっていたから うん、とだけ答えた。

毎朝自分に問いかける

僕が最も好きな人、 スティーブ・ジョブズの言葉です。 AppleとPixarは僕の人生を シンプルでカラフルなものにしてくれました。 僕には日課があります。 夜寝る前に次の日のTo doを整理することと 朝起きてその日のTo doを整理することです。 朝起きて見るTo doリストは 夜寝る前に見たTo doリストと同じです。 でも必ず毎朝、毎晩、チェックします。 それは冒頭の名言が僕のモットーだからです。 夜寝る前に明日やろうと思ったことが 今日やりた

中だるみと中頼み

中学2年生。 高校2年生。 大学2年生。 学校のことが分かってきて、 少し偉そうにしてみたり 手を抜いてカッコつけてみたり。 人はそれを ”中だるみ” と呼ぶ。 ネットで調べると とあった。思っていた意味と違う。 社会人になった。 1年目は、 目の前のことでいっぱいいっぱいだった。 2年目になって、 少し周りが見えるようになった。 3年目で初めて直属の後輩ができて、 上司との板挟みで苦しんだ。 4年目の現在は、 上司2人と後輩2人の間で翻弄さ

僕の好きなこと

目覚ましをかけずに目覚める朝。 ベッドの中でいじるスマホ。 家で飲むブラックコーヒー。 外で飲むカフェラテ。 たまたま時計を見たら12:34。 音楽を聴きながら歩く駅までの道。 風に揺られて香るお気に入りの香水。 バランスよく埋まっているカレンダー。 好きなYouTuberの動画が更新される20:00。 長風呂で汗をかいた後に乗る体重計。 仕事でいいメールが打てたとき。 自分の段取りが案件にハマったとき。 面白い話が面白すぎて話せなくなるとき。 金曜

私たちいま本当に自由がない

看護師の友達から送られきた突然のメッセージ。 彼女と出会ったのは高校生の時、大学受験に向けて通う塾だった。 僕は途中から入塾して、既に出来上がっている空気に馴染めず、浮いた存在だったと思う。 加えて落ちこぼれだったから尚更。 彼女と仲良くなったきっかけは忘れたけど、授業がいくつか被って、休憩室で会うと話すようになって、とかだった気がする。 塾が終わってから、スタバで1時間くらい話したりしていた。 その時お互いに語った夢があった。 僕は英語を使って好きなことを仕事

文章を書く時に思い出すこと

子供の頃、文章を書くのが苦手だった。 日記。 感想文。 その他いろいろ。 でも今こうして文章を書いている。 なぜだろう。 小学生の時に先生が宿題で「週末日記」を出した。 文字通り、週末のことを書く日記だ。 日曜日の夜、母が宿題をチェックしていた。 「○○!ちょっと来なさい!」 母が怒ったような、でも心配したような顔で僕を呼んだ。 子供ながらに焦って行くと、 「この日記どういうこと?」と。 僕の日記の冒頭はこうだった。 大人になった今だからこそ分かる

本当の君のことあんまり分からない

中途でうちの会社に入社した後輩がいた。 彼は僕より3つか4つ年上だったけど、早く入社している僕を先輩として扱ってくれた。 前職がアパレルだった彼の最初の印象は ”オシャレ” 。彼が入って1年目は一緒に仕事する機会も多くなくて、深いところまでは知れなかった。 2年目になって席が隣になった。その時の最初の印象は、”電話対応が誰よりも丁寧” だった。ただ、逆にその丁寧さのせいか壁を感じる時もあった。 日々の業務、昼食や飲み会を通して、彼との距離は近くなった。 入社以来ずっ

好きなコトを好きなヒトと

就活生の時。 僕が興味のあった業界はひとつだけだった。 だからその業界の会社説明会、ほとんどに参加した。 理由は簡単。 同じ業界、つまりどの会社もやってる仕事の内容は変わらない。 それなら一緒に働く人を選びたかった。 興味があったその業界は、華やかなイメージの裏でとても大変な仕事だと学生ながら分かっていた。 だからこそ、何が楽しくてやってるのか、どんな時に面白みを感じるのか、僕はとにかくそこが気になっていた。 会社説明会には必ず質疑応答がある。 僕は大勢の前

”辞めたい” というより ”始めたい”

先日、母親と2人でお酒を飲みました。 家族でご飯を食べることはよくあるけど、2人でお酒を飲むことはあまりなくて、変に構えている自分がいました。 こんな状況だしあまり混んでいるお店には行きたくないねと言いながら、とても雰囲気のいい串焼きのお店を見つけ入りました。 お互いに一杯目を注文し、続けて食べ物を注文。なぜか母は串焼き5種を2つ頼みました。 乾杯をしてしばらくすると、頼んだ串焼きが運ばれてきました。その串焼きを見て母は「あ、そういうことか、じゃあ頼みすぎちゃった」と

僕が僕を諦めそうな時

前にも書いたけど、僕は人との間に線引きをして、乗り越えられる人を信用できる人と考えてるところがある。 正直面倒な性格だけど、こんな自分と、これまでなんとか付き合ってきた。 その線を乗り越えるためにテストを課してる訳でもないし、最初は誰だって越えてきた。 ”スピーディーテリトリーイン” と呼ぼう。 でも、気付いた。人の心は移ろいやすい。 軽々と越えてきた人は、軽々と出て行く。 ”スピーディーテリトリーアウト” だ。 そうした経験から僕は、濃いめの線引きをするように