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I'm thinking ...

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「Thinking」では、 日常生活で感じたこと働いていて考えたことなど ひとりごとを書いています。
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#仕事

孤独を求めてしまうこと

人並みに傷ついて大人になったし、振り返ってみれば傷跡も見えるけれど、そのどれも今思い返してみると大したことなかったようにも思う。 でも気付けば人を信用できない人間になっていたし、フィーリングが合う人に出会ってもその後の悲しい結末を勝手に予測してそれ以上踏み込まないようにした。だから友達は少ない方だ。 今日急に体調を崩して今日のうちに気付く人は誰もいないだろう。もし万が一のことがあっても知れるのは最速で月曜日。最初に気付くのはきっと会社の上司だ。もしくは、気を遣って連絡を控

僕が君に助けてもらった話

この仕事が大好きだ。 そうやって自分に言い聞かせるようになったのはいつからだっただろう。 学生時代に巡り合った映画の影響で進んだ道。 毎日が新鮮で、刺激的で、自分の思った通りに事が進むことの方が少なくて、それが面白かった。 でもそんな毎日は数年経つと捉え方が変わった。 新鮮さは心にストレスを与え、刺激は体を疲弊させ、計画外の出来事には頭を抱えた。 それでも僕は自分に言い続けた。 僕はこの仕事が好き。 たまに訪れる嬉しさや達成感も僕の感覚を麻痺させる手伝いをした

叱られたから嬉しくなった

会社に入った頃、 とにかく電話対応が嫌いだった。 社会人として慣れてなかったのも 理由としてはあるけどそれ以上に、 僕みたいな若造にする話しか? と思うことを話してきたり、 脇道に逸れてばかりで 本題になかなかいけなかったり、 そういうのが面倒だと思ってた。 確か2年目の時だったと思う。 僕がいつも通りスタッフと電話をした後に 疲れからため息をついていると、 先輩が近寄ってきて「大丈夫か」と 声をかけてくれた。 この先輩は以前の記事にも出てきた

自分らしい独裁者になれ

一緒に仕事したことはなかったけど 僕はあの人に憧れていたんだ。 その先輩は僕よりも先に会社にいた。 入社という意味でも 出社という意味でも。 だけど、 どんなに忙しくても楽しそうに見えた。 キラキラしていた。 これから会社を引っ張っていくんだろうな.. 新人の僕でさえ分かるくらいだった。 視野が広く、感度が高く、 話し方も整理されていて上手だった。 僕が先輩と関わるようになったのは 2年目に入ってからだった。 うちの会社には若手の社内研修がある。

中だるみと中頼み

中学2年生。 高校2年生。 大学2年生。 学校のことが分かってきて、 少し偉そうにしてみたり 手を抜いてカッコつけてみたり。 人はそれを ”中だるみ” と呼ぶ。 ネットで調べると とあった。思っていた意味と違う。 社会人になった。 1年目は、 目の前のことでいっぱいいっぱいだった。 2年目になって、 少し周りが見えるようになった。 3年目で初めて直属の後輩ができて、 上司との板挟みで苦しんだ。 4年目の現在は、 上司2人と後輩2人の間で翻弄さ

またワンカンしよう

最近の若者は付き合いが悪い。 そんな言葉をよく聞く。 あながち間違ってもないと思う。 会社に入って3年目の年に、やっと直の後輩ができた。 それまでは、チームリーダーとしての仕事をはじめ、本当は後輩に任せるような作業まで、全てを一人でやってきた。 他の部の同期には下がついてるのに、なんで自分だけ..と理解できなかった。 入社してきたその子は、真っ黒のコーディネートに身を包み、少し気怠そうな印象だった。 秋元梢や小松菜奈に憧れていそうな感じ。 仮にブラックちゃんと

本当の君のことあんまり分からない

中途でうちの会社に入社した後輩がいた。 彼は僕より3つか4つ年上だったけど、早く入社している僕を先輩として扱ってくれた。 前職がアパレルだった彼の最初の印象は ”オシャレ” 。彼が入って1年目は一緒に仕事する機会も多くなくて、深いところまでは知れなかった。 2年目になって席が隣になった。その時の最初の印象は、”電話対応が誰よりも丁寧” だった。ただ、逆にその丁寧さのせいか壁を感じる時もあった。 日々の業務、昼食や飲み会を通して、彼との距離は近くなった。 入社以来ずっ

好きなコトを好きなヒトと

就活生の時。 僕が興味のあった業界はひとつだけだった。 だからその業界の会社説明会、ほとんどに参加した。 理由は簡単。 同じ業界、つまりどの会社もやってる仕事の内容は変わらない。 それなら一緒に働く人を選びたかった。 興味があったその業界は、華やかなイメージの裏でとても大変な仕事だと学生ながら分かっていた。 だからこそ、何が楽しくてやってるのか、どんな時に面白みを感じるのか、僕はとにかくそこが気になっていた。 会社説明会には必ず質疑応答がある。 僕は大勢の前

ボールはボムなんだ

会社に就職して知ったこと。 仕事は常に回っているものだけではない。 どういうことかと言うと。 最初から最後まで猛スピードで進む案件がある。納期の問題とか、担当者がテキパキしてるとか。 でも実際は、「あれ?あの案件ってどうなってるんだろ?」ってなるくらいストップするものも結構ある。 クライアントや代理店の社内で揉んでるのか、案件自体を一旦寝かせちゃってるのか理由はいろいろ。 だからストップすること自体は理解できる。でもそれが再開するタイミングが大事(問題)。 ある

仕事ができない後輩はいますか?

今日は僕がいつも後輩にしている話を。 ■ ”仕事ができない” と言われても気にするな ”仕事ができない” の基準は人によって違うし、他人の物差しだからあまり気にしなくていいんです。(でも仕事ができるねって言われたら素直に喜んでいいんです) ■ ケアレスミスはやめよう 僕の基準では、ケアレスミス = 仕事ができない ではありません。 僕もそうですが、仕事に慣れていなかったり、忙しかったり焦ってると、視野が狭くなりミスをします。どれだけ気をつけても、してしまう時はしてし

血が通ったメールとは

入社して数ヶ月、仕事を回せるようになってきたある日、先輩に言われた。 「お前のメールには血が通ってない」 正直これを根に持っている。 誰だって、イケメンとか美人と言われるのはテンション上がるけど、ブサイクと言われたらテンションが下がる。 誰だって、言葉遣いが綺麗ですねは嬉しいけど、滑舌が悪いですねは恥ずかしい。 誰だって、いい匂いですねは気分がいいけど、くさいですは凹む。(というかもし言われたら一生気になってしまう) こんな風に、突如 ブルーセンテンス(と僕は呼ん

あなたと仕事がしたかった

毎日投稿と銘打って始めたnoteですが、週末は更新できませんでした。 久しぶりに出社したので後輩をご飯に連れて行ったり、同期の誕生日を祝ったり、上司の送別会があったからです。 今日はその中でも上司の送別会のことを。 リモートワークにも慣れ、楽しささえも感じ始めた頃、会社から発表があった。ある上司が会社を辞める、と。 その上司は僕の2年目の時の部長で、強面で無口でスマートな働き方からか、若手からは怖いと言われていた。(稀にそれがかっこいいと言う人も) 今日は親しみを込

頼りないはずの背中は誰よりも大きかった

入社してすぐについた先輩は、会社中からいじられるような愛されるキャラクターだった。 お世辞にもバリバリ仕事ができるようなタイプではなくて、同年代が数々の仕事を取ってくる中、上司が持ってきた仕事をこなすイメージ。それすらも飲み会でのいじりの材料だった。 初めて先輩と飲みに行った夜、2年目の先輩に教えてもらった先輩の特性。 ウーロンハイが好きで一杯目からウーロンハイ。三杯目くらいから濃いめ。残りが1/4くらいになったら次を頼んでおく。 社会人として初めて覚えた飲み会のお作

文化祭の前日が好きだ

イベントや行事ごとが大好きな僕は、学生時代に生徒会や文化祭・体育祭実行員など積極的に参加してきた。 でも今考えると、一番楽しかったのはイベントそのものではなく準備時間だった。 まずは企画。 この出し物を決める作業が一番大変。 「1組はお化け屋敷って決まってるみたい」 「今年食べ物ダメなんじゃない?」 みんなカッコつけたい時期だったりするから、なかなかアイディアが言い出せず、気付けば他クラスの噂や否定的なコメントでもちきり。 だから根気強さが大事。 企画はたった