マガジンのカバー画像

I'm thinking ...

44
「Thinking」では、 日常生活で感じたこと働いていて考えたことなど ひとりごとを書いています。
運営しているクリエイター

#人生

結婚の是非を問いたいわけじゃない

結婚しないかもしれない。 そんな気持ちを持ったのはいつからだろう。 父と母の離婚がきっかけ? それよりもっと前から感じていたような気もする。 「いつ結婚するの?」 「いい人いないの?」 いつだってこちらが結婚したいことが前提だ。 結婚したいのにいい相手が見つからない、 なんて一度も言っていないのに。 こんなことを言うと、 「負け惜しみだ」 「僻みだ」 そう言う人もいる。 いつだって結婚している人は羨まれる対象だ。 どんなに僕が今に満足していても。

思いのままにあるがまま

言葉にするのが好きだった。 形にならない想いが報われるような気がしたから。 でも気付いたら言葉にすることを避けていた。 本当の自分を誰にも見せないように、 自分自身にさえも隠していたかったのかもしれない。 「なぜ決めつけるのだろうか」 僕は人に心を許すのが苦手だ。 人を信頼するのが怖い。 最初から浅い関係を選べば深く傷つくこともない。 人は裏切る。 最後はきっと一人になる。 コミュニケーション能力は高い方だと思う。 人見知りもしない方だ。 でも心を開け

こっちはなんとかやってるよ

今日は父方の祖父の命日。僕が3,4歳の時に亡くなったので、祖父の記憶はあまりない。 父とは似ておらず寡黙で、なのにすき焼きの時は男の仕事だと張り切って、母にまずお肉を取り分けて、よく泣く僕と違い、静かでよく寝る妹といつも添い寝をしてたと聞いた。 当時はスマホもないしそこまで写真も撮ってなくて、僕の手元にある祖父との写真は2人で撮ったプリクラが1枚。今みたいに全体がシールになってて切って貼るやつじゃなくて、角が丸くて端っこだと顔半分が切れちゃうようなめくって貼るやつ。なぜか

みんなちがってみんないい

初めてこの詩を知ったのは、小学生の時だろうか。 僕は意味があまり分からなかった。 空を飛べないことも、音が出ないことも、当たり前じゃーんなんて、趣のないことを考えてた。 中学生、他者との違いに気付き始める頃、僕はこの詩に再会した。 先輩だからこうしなければいけないとか 後輩だからこれをしてはいけないとか 男の子だからズボンを履くとか 女の子だからスカートを履くとか 学校では髪を染めちゃいけないとか 制服着用が義務とか 生まれた国が違うとか 育った国が違うとか

文化祭の前日が好きだ

イベントや行事ごとが大好きな僕は、学生時代に生徒会や文化祭・体育祭実行員など積極的に参加してきた。 でも今考えると、一番楽しかったのはイベントそのものではなく準備時間だった。 まずは企画。 この出し物を決める作業が一番大変。 「1組はお化け屋敷って決まってるみたい」 「今年食べ物ダメなんじゃない?」 みんなカッコつけたい時期だったりするから、なかなかアイディアが言い出せず、気付けば他クラスの噂や否定的なコメントでもちきり。 だから根気強さが大事。 企画はたった

僕が一瞬だけ何者かになれた話

大学時代に長期の留学をしていた。 初めて自ら動いて決めたことだった。 留学で経験したことは沢山ありすぎるので、いつか機会があれば書きたいな。 今回は、何者かになりたかった僕が、留学で一瞬だけ何者かになれた話。 留学生はホームシックになる人も多い。 だから先生たちは毎週金曜日に、生徒と2人でちょっとした話をする時間を作っていた。 ホームステイをしている子には、ご飯や会話など問題ないか。 寮で生活している子には、ルームメイトでやばいやつはいないか。 などなど。

どうやら僕は何者でもないらしい

26歳。会社員。 それ以外の言葉で簡潔に自分を表現する言葉を持ち合わせていない。 学生時代を振り返ると、いわゆる陽キャラのグループに所属していた。(決して自慢したいわけではない) 自分が何かを話せば周りは笑ってくれたし、いつからか浸透したいじられキャラは居心地が良かった。 「きっとここでは、出来ない方が面白い」 「実は本気だし熱くなってるけど、キャラじゃないし冗談にしとこう」 人に求められている実感があった。 人が求めてくれることが嬉しかった。 そうして僕は、