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Adobe Express vs Canva: どちらが使いやすい?初心者にも分かりやすく比較!

オンラインで手軽にデザインができるツールをお探しですか?Adobe ExpressとCanvaのどちらがあなたにぴったりなのか迷っている方も多いでしょう。この記事では、この2つの人気デザインツールを比較し、それぞれのメリットとデメリットを詳しくご紹介します。

Adobe ExpressとCanvaは、どちらも初心者からプロまで幅広く利用されているウェブベースのグラフィックデザインツールです。それぞれに特有の機能があり、ロゴ、バナー、SNS用グラフィック、簡単な動画、デジタルアートなどを簡単に作成することが可能です。どちらがあなたにとって最適かを判断するために、機能や使い勝手、価格、テンプレートの豊富さなどを具体的に掘り下げていきます。


Adobe ExpressとCanvaの基本的な使い方

Adobe ExpressとCanvaがどのように機能するのかを簡単に説明します。どちらもウェブアプリケーションとして提供されており、インターネット接続が必須です。Adobe Expressはデスクトップ版がなく、ウェブアプリかモバイルアプリとしての提供のみです。一方、Canvaはウェブアプリに加えて、デスクトップ版も利用可能で、より幅広い使用環境に対応しています。

両ツールとも、テンプレート、デザイン要素、ドラッグ&ドロップエディターを使って簡単にデザインを作成できます。豊富なテンプレートや素材を活用することで、初心者でもプロのような仕上がりが期待できます。

Adobe Expressのホーム上部画像
Adobe Expressのテンプレート検索画面
Canvaのホーム上部画像
Canvaのテンプレート検索画面

価格の比較

次に、両ツールの価格について見てみましょう。

Adobe Expressのプラン

  • 無料プラン: 月額0円

  • プレミアムプラン: 月額1,180円 / 年額11,980円

  • チームプラン: 月額550円 / 年額5,940円(ユーザーごと)
    ※チーププランは10/16現在キャンペーン中の料金です(10/20まで)

Adobe Expressは、Adobe Creative Cloudの「All Apps」ライセンスを持っている場合は追加料金なしで利用可能です。また、Adobe Expressの契約には、簡易動画編集ツール「Premiere Rush」や「Photoshop Express」が含まれているため、さらに編集の幅が広がります。

https://www.adobe.com/jp/express/pricing

Canvaのプラン

  • 無料プラン: 月額0円

  • Proプラン: 月額1,180円 / 年額11,800円

  • Canva Teamsプラン: 月額1,500円 / 年額15,000円(ユーザーごと)

  • エンタープライズプラン: カスタム価格

Canvaも年払いにすると16%の割引が適用されるため、少しお得に利用できます。また、教育機関や非営利団体向けには無料プランが提供されています。

https://www.canva.com/ja_jp/pricing/

価格面では、Adobe ExpressのプレミアムプランよりCanva プロが180円お得ですが、複数ユーザーで利用する場合にはAdobe Express グループ版がよりコストパフォーマンスに優れています。
※Adobe Express グループ版キャンペーン中でAdobe Expressが断然お得!(10/20まで)

インターフェースと使いやすさ

どちらのツールも、ユーザーにとって使いやすいダッシュボードを提供しており、テンプレートやアートワークの作成ツール、プロジェクトの管理機能にアクセスしやすくなっています。左側のメニューから必要な素材や機能に簡単にアクセスできるのも両ツール共通の利点です。

Adobe Expressの特徴

  • テキストの操作性が非常に柔軟で、一つのテキストボックス内で異なるサイズやスタイルのテキストを混在させることが可能。

  • 他のAdobe製品との連携がスムーズで、PhotoshopやIllustratorで作成した素材をそのまま使用可能。

  • シンプルなインターフェースで視覚的に分かりやすく、初心者でも操作が簡単。

テキストサイズが自在なのはとても便利です
テキストの装飾にもAIを使えます

Canvaの特徴

  • テンプレートが多く、初心者でも美しいデザインを簡単に作成可能。

  • 日本語フォントが充実しており、縦書きや曲線に沿った文字配置など、多様な表現が可能。

  • 特に大量のデザインを短期間で作成する場合に便利で、テンプレートの読み込みや保存が非常にスムーズ。

分類が細かく分かれていて目的のテンプレートが探しやすい

具体的な利用シーン

  • Adobe Express: 例えば、Adobe Photoshopを日常的に使用しているデザイナーがSNS用のバナーを作成する場合、Photoshopで素材を作り、そのままAdobe Expressに連携して短時間でデザインを完成させることができます。また、プロジェクトごとに異なるフォントサイズやスタイルを使い分ける必要がある時、Adobe Expressの柔軟なテキスト操作が役立ちます。

  • Canva: 例えば、学校のPTAイベントのチラシを作成する場合、Canvaなら豊富なテンプレートから簡単に選んで、素早く配布可能なデザインが作れます。日本語フォントも充実しているので、日本語のテキストも見栄え良く仕上がります。

テンプレートの種類と数

テンプレートの数とクオリティ

  • Canva: 無料プランで250,000以上、有料プランで380,000以上のテンプレートを提供。ビジネス向けからプライベート用途まで幅広く対応。

  • Adobe Express: 無料プランで155,000以上、有料プランで220,000以上のテンプレートを提供。特にプロ向けの素材やAdobe Stockの高品質な写真素材が利用可能。

テンプレートのクオリティについては、どちらもプロフェッショナルな仕上がりのものが揃っていますが、Canvaの方がテンプレート数が圧倒的に多く、特にビジネス向けの用途に優れています。一方で、Adobe ExpressはシンプルさとAdobe製品との連携が強みで、プロ向けのデザイン制作に適しています。

利用シーン

  • Canva: 小さなショップのオーナーがセール告知用のポスターを作成する際に、Canvaのテンプレートを活用すれば、デザインに不慣れでもすぐにおしゃれで視認性の高いポスターが作成可能です。

  • Adobe Express: フリーランスデザイナーが、クライアントのブランドガイドラインに基づき、Adobe Stockの写真素材を活用して、プロフェッショナルなSNS用投稿を作成する場合に最適です。

写真編集とビデオ機能

両ツールとも、写真編集ツールが充実しています。コントラストや明るさ、色彩の調整が簡単にでき、背景除去ツールも備わっています。

ビデオ編集機能の違い

  • Canva: 多くのトランジションや動画テンプレートがあり、特にTikTokやInstagram ReelsなどのSNS向けコンテンツの作成に最適。例えば、インフルエンサーが短期間で目を引く動画を作成する場合、Canvaはスムーズな操作で初心者にも使いやすいです。

  • Adobe Express: 簡単なビデオ編集が可能だが、トランジションの数は限られており、操作が少し複雑に感じることも。ただし、Adobe Premiere RushPhotoshop Expressと連携することで、より高度な編集が可能です。例えば、プロモーション動画を作成する際に、簡単な編集をAdobe Expressで行い、細かな部分をPremiere Rushで仕上げることが可能です。

AI機能と最新技術

AI機能の比較

  • Canva: 「Magic Write」や「テキストから画像生成」など、AI機能を活用して迅速にデザインアイデアを生成できる。例えば、商品紹介ポストのアイデアをすぐに生成して、短期間で複数のデザインを作成することが可能です。

  • Adobe Express: Adobe Fireflyという画像生成AIを活用してテキストから画像を生成可能。著作権に問題のないデータを使用しており、商用利用でも安心して使えるのが強みです。例えば、商用利用する広告素材を作成する際に、安心して高品質な画像を使用できます。

Canvaのマジック生成(テキストから画像生成)
Adobe Expressの画像生成(Firefly image3)

まとめ: どちらが最適?

Adobe ExpressとCanvaのどちらも、初心者からプロまで幅広く利用できる強力なデザインツールです。

  • Canvaがおすすめな方: ビジネスチームでのコラボレーションを効率よく進めたい、豊富なテンプレートを使って短時間でデザインを仕上げたい、という方にはCanvaが最適です。例えば、ソーシャルメディアチームがキャンペーン用のグラフィックを迅速に作成する際に、その豊富なテンプレートが大いに役立ちます。

  • Adobe Expressがおすすめな方: 他のAdobe製品との連携を活用して、プロフェッショナルなデザインを作成したい方にはAdobe Expressが適しています。例えば、デザイン会社で既存のPhotoshopプロジェクトを引き継ぎ、追加デザインを行いたい場合、Adobe Expressはシームレスに統合して作業が可能です。

どちらのツールも無料プランが提供されているため、実際に試してみて自分に合ったツールを見つけてみてください。用途や目的に応じて最適なツールを選んで、デザインの可能性を広げましょう。

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