私はガッキーが結婚して非常にショックだ。

ショックです。ほんと、ショックです。

２０２１年５月１９日。今年最大の衝撃。

ついに、この日が、来てしまったのか…

日本全国から成人男性のため息が聞こえてきて、地球の二酸化炭素濃度が僅かに上昇したであろうこの日。

平日日中というタイミングもまた最悪で、仕事が手につかず死んだ魚の目となり早退した社会人がどれほどいただろうか。

新垣結衣と星野源の結婚発表。

え？え？え？

最初聞いた時、脳が情報を処理出来ませんでした。本当にあるんですね、頭が真っ白状態。

やられた…。持ってかれた…。

逃げ恥じゃん、完全に逃げ恥じゃん。うーわ、やられたわー。

もう何もかも手につかなくなりましたよね。ちょうど休みだったのでよかったですけど、仕事だったら使い物にならなくなっていたでしょう。

これ今日は眠れねえぞ。

ヤケ酒を覚悟（これは正常運転なんですけどね）しつつ、どうにか頭を整理しようと冷静に考えてみました。

芸能人と平々凡々以下の自分が出会う可能性は１００%ないわけで。そう考えると、

「なーんだ、ただ遠い世界の人が結婚しただけじゃないか」

という思考になってきまして段々と落ち着いてきました。その１０秒後にツイッター開いたらガッキー結婚しか流れてなくてまた悔しさが込み上げてきました。冷静な分析、何の意味もない。

これは常識とか現実とかそいいうレベルの話ではなく、ガッキーが結婚したという一つの歴史的テーマといいますか。黒船来航とか大政奉還くらいの衝撃なわけで。

だからこそ冷静になれるはずがないのです。しかし、相手が星野源というところが憎めないというか、仕方がないというか。そんな、叶わないじゃないですか。あんなマルチにご活躍されてる人。

だって、歌って演じて執筆してんですよ。紅白何回も出てるんですよ。ドラマとか映画に出まくってるんですよ。勝負できないじゃん。

こっちなんか誰にも見向きもされない下手くそな文章書いて、下手くそなギター練習して。練習してもしても下手くそで。自分を偽って別の自分を演じるのだけが得意になって。

何にも届かないのかあ。悔しいよな。

そんなスーパースター星野源と唯一（？）共通しているのは『生活が苦手』だということですかね。

これは彼の著書『そして生活はつづく』から。現実逃避である映画やマンガの世界から戻ると、淡々とした生活が待っていて虚しさを感じる。だから、生活から逃げられる”仕事”の予定を入れまくって現実逃避する。

このエッセイを読んだ時、何だかホッとした自分がいて。生活が苦手な人って自分以外にもいるんだなと。

私はただただ生活が持つ性質がどうにも苦手で、例えば掃除。床が綺麗だったとしたらその状態をキープしようと頑張れるんですけど、一回汚れが溜まってしまうとどうでも良くなる。結果掃除しなくなる。汚い。

ただのめんどくさがりじゃないかと言われればその通りなんですけど、兎角生活というものが苦手です。これが生きている限り続いていくと思うとゾッとします。

丁寧な暮らしとかあるじゃないですか。よくインスタで紹介されているような。あんな生活してみたいんですけど、イチから生活を組み立てていこうと思うとその道のりの険しさに吐き気がします。

星野源の持っている生活が苦手という性質とはちょっと違うかもしれませんが、類似点はあるのかなと。

あと私、実はめちゃくちゃ仕事人間です。本当です。

２４時間仕事のこと考えてしまいます。何よりも仕事が最優先です。だから仕事以上の予定が分からないんですよね。その日の予定とか聞かれるんですけど、仕事以上の予定なんてないですから問答無用で予定なしと答えています。

つまらない人生に両足が埋まって抜けなくなりつつあります。絶望的なまでに。

そんな自分と星野源の共通点があったと思って喜んでいたのに、この仕打ちはあんまりだと思いませんか。

だって家に帰ったらガッキーが居るんですよ？

これ以上の幸せってありますか？

苦手な生活だって、もうどうだって良くなりますよ。勝手な想像ですけど。

あれでしょ？ふたりで力を合わせて的なやつなんでしょ？結局は。

もはや通常呼吸よりため息の方が多くなってきたところで、ツイッターのTLにあの画像が流れてきました。

眞子さまご成婚のニュースが出た時の、街頭インタビューの彼。

「でも幸せならOKです！」

すげーマインドだな。自分が好きな女性が誰かと結婚するってのにこの言葉出せるの素敵すぎません？

だから私も彼を見習って、推しの幸せを祈らなければと思いまして。

新垣結衣さん、星野源さんご結婚おめでとうございます。とてもお似合いの二人だと思います。末長く幸せでありますように。

ただやっぱ、悔しいなー。