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王道ペペロンチーノ。
最もベーシックなオイル系パスタといえば、アーリオ・オリオ・ペペロンチーノだろう。
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルというシンプルな食材だからこそ、
作り手の腕の見せ所があり、拘りをもって作られる事が多い印象がある。
実はというと…私はあまりペペロンチーノは好きではなかった。
というのも、材料も少なくサッと出来るので、学生の頃に見よう見まねで作ったのだが、あまり美味しいと思わなかったのだ。
簡単に作れる料理だからこそ適当に作ってしまうと、それが味に表れてしまうのでシンプルな料理は難しい。
ペペロンチーノのレシピとして、醤油やコンソメを使うレシピをよく見る。
確かにそのレシピで作っても美味しいけれど、
私はよりベーシックなペペロンチーノが好きなのです。
▶レシピ
▼材料(1人前)
・パスタ(スパゲッティーニ)……………………………80g
・にんにく………………………………………………………1かけ(6g)
・赤唐辛子………………………………………………………1本
・オリーブオイル……………………………………………30ml
・イタリアンパセリ…………………………………………適量
・黒胡椒……………………………………………………………適量
▶作り方
1) にんにくの皮を取り除きスライスして、冷たい状態のフライパンにオリーブオイルと共に入れて、弱火でじっくりとにんにくの香りをオイルに移していきます。
この時、フライパンを傾けてにんにくがオイルに浸かるようにして、火を入れていきます。
2) にんにくから『ぷつぷつぷつ…』と気泡が出てきたら、最も弱い火にして刻んだ赤唐辛子を加えます。(種を加える場合は焦げやすいので、注意が必要です。)
3) ニンニクがうっすら色づいてきたら、火を止めてソースはひとまず完成です。
4) パスタを袋の茹で時間の目安より、1分早めになるように茹でます。
塩の量は目安としては、お味噌汁よりも少ししょっぱいなと感じる位が目安です。
5) パスタの茹で上がりにあわせて、ソースに火をつけて、パスタとパスタのゆで汁を 40ml程 加えて、トングや菜箸を使ってぐるぐると混ぜ合わせていきます。
6) ソースが白濁してとろみが出て、パスタもつやつやとしていればOKです。盛り付けて、お好みでイタリアンパセリ、黒胡椒を掛けて完成です。
▶ポイント
・にんにくをフライパンに入れる際は、必ず冷たい状態(熱していない状態)のフライパンに入れてから、火にかけるのが良いです。焦げの原因となります。
・にんにくに火を入れる際には弱火でじっくりと火を入れていくのが作りやすいです。焦げてしまうと、焦げた風味がオイルに移ってしまうので、焦がさないように注意が必要です。
・パスタのゆで汁を加える際には、ソースの様子を見ながら何度かに分けて入れていくと失敗しないです。オイルと水が丁度いいバランスになると、がしゃがしゃとかき混ぜなくてもソースが乳化していきます。
おわりに
ペペロンチーノやはり美味しい。
白ワインも良いけれど、ビールと合わせたくなる。
にんにくを食べると翌日の口臭が心配で、
そこにアルコールが交われば、大変なことになる…。
だが、リモートワークの方であれば、気にしなくていいのかもしれない。
※勿論、家族へのケアは必要である。
昔はあまり好みではなかったペペロンチーノも、
今では好きなパスタの一つになっている。
年齢を重ねることで、にんにく好きになっている可能性も否めないが。