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2024/11/1 《沖縄へ到着、物見遊山の初日》
✴︎カエデーの勲章
藤本(カエデー)と愛美子は別々の飛行機で沖縄へ。
なんとこの日は直前まで台風21号〈コンレイ〉が沖縄に直撃するという予報で、観光どころか大荒れを覚悟し、雨合羽を片手に迎えた朝でした。
しかし到着してみると見事に台風は逸れ、快晴に。幸先いいぞ!と思ったその時。
早朝便で愛美子より先に沖縄に到着した藤本でしたが、機内にて滑り落ちるスーツケースを左手親指一本で受け取め、怪我をしてしまう事態に。
到着するやいなや、依子さん、鳥越さん、愛美子が那覇の整形外科へ車で駆けつけ、「きせ整形外科」にて藤本と合流。
診察の結果、骨に異常はなかったものの、靭帯を損傷してしまったとのこと。
この旅のハイライトの一つと言ってもいいでしょう〈藤本の親指〉。
何せ藤本は、東京藝術大学大学院・映像研究科の助手として働く傍ら、2024年10月23-27日に開催された「洞口依子映画祭パート2 ~渋谷ユーロスペース編~」でも大変重要な役割を担ってくれた。
今後、写真に納めた包帯をぐるぐるに巻いた藤本の左手を見る度に、彼女の直向きな努力の勲章としての記憶が蘇ることでしょう。
本当にありがとう、カエデー。
✴︎當間家
それから、鳥越さんの運転で、依子さんとお二人による贅沢なガイド付き物見遊山がスタート。
まず最初に向かったのは、依子さんと長いお付き合いである當間早志監督のお母様と、當間監督ご本人のお宅。
お仏壇に手を合わせる依子さん、そして暖かく私たちひよっこを迎え入れて下さる當間家。
さっそく沖縄に来たなあ、空も海も人も植物もでっかくて、あったけえなあと、胸が熱くなりました。
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✴︎波上宮
次に、晴れた空の下、『波上宮』へ安全祈願へ。
というのも、前述した来沖初日の藤本の怪我と、そのまた前日には依子さんご本人も沖縄で転んで怪我をしてしまったとのことで、更なる事故の可能性を危惧した依子さんのご提案により「神様に気持ちを通し安全祈願をいたしましょう!」と連れてきてくださいました。
そうしていざ海の向こう岸に見える広く青い空に気持ちを込めて手を合わせると、心がスッと軽くなったような、不思議な体験をしたのでした。
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✴︎嘉手納マリーナ
それから、依子さんレコメンドの激うまタコスを頂き、車を走らせ『嘉手納マリーナ』へ。
通常沖縄の米軍基地に入る場合は入場パスなどが必要ですが、米軍嘉手納基地に隣接する米軍の保養施設であるそこは、軍関係者以外でも自由に入ることのできる稀少な場所でした。
こちらもとても大きく逞しく美しい海でした。
(途中で頂いた「TIMELESS CHOCOLATE」のサトウキビとカカオ豆のみで作られたチョコレートも甘さ控えめでフルーティで超美味しかった!)
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✴︎読谷村やちむんの里
お次は、またまた車を走らせ、『読谷村 やちむんの里』へ。
焼き物マニアな愛美子、大歓喜!
豊かな大地と広く青い空の下に立ちすくむ立派な赤瓦の屋根を被せた工房が幾つも並んでおり、やはり中でも一際目を引いたのは『やちむんの里』のシンボルでもある赤瓦の読谷山焼窯。
窯は傾斜をつけて作られており、最下層にある焚き口で薪を燃やし、炎がだんだんと上へ登る仕組み。
9つの窯が連なる登り窯の雄大な姿は、それはそれは力強くおおらか。
この日は台風を懸念して窯は閉じられていましたが、外観だけでも充分に圧巻でございました。
そうこうしている間に、遠くから依子さんがやってきて、藤本と愛美子にそっとプレゼントをくださいました。
二人にふたつずつ、やちむんの箸置きのプレゼント。
でっかい沖縄の大地ような愛だなあ。大切にします。ありがとうございます。
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✴︎座喜味城跡
そして再び車を走らせ最後に辿り着いたのは、『座喜味城跡』!
さ、さすが「続日本100名城」に選ばれた世界遺産…。
城壁や城門の石積みの精巧さと美しさは沖縄の城の中で随一との説明を受け、その姿を目前にして体感し、見事に圧倒されました。確かにこれは白眉です。
1420年に築城の名人・護佐丸により築かれ、1944年10月に十・十空襲で米軍の猛攻撃により壊滅的な打撃を受けたが、様々な波乱を越え、1972年に沖縄の本土復帰と同時に国指定史跡となり、城壁修理が行われ美しく蘇っていると。
しかし護佐丸、白眉の出来と呼ばれるだけあって古き時代にこのセンスとクオリティ。感服です。
聳え立つ石積みの逞しさと、その石積みの上に立ち見下ろす沖縄じゅうの景色の美しさに、みるみると力が漲ってきました。
この景色を、40周年を迎えた依子さんと共に見られたこと、生涯忘れない思い出です。
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✴︎生配信
その夜、翌日から始まる〈洞口依子映画祭パート2 ~桜坂劇場編~〉の宣伝も兼ねて、當間早志監督と司会の平良竜次さんによるツイキャス配信『金曜キネマ探偵団 番外編 洞口依子生出演SP』に、藤本と愛美子もご一緒させて頂きました。
こうして俺たちの依子(洞口依子さま)との沖縄の旅初日がスタート。
いつまでも腰が低く、周りの人や環境に感謝を忘れない依子さんの姿勢から学ぶことが多すぎる有難い初日でした。
また、鳥越さんも一日中運転とガイドをして下さり、頭が上がりません。
とっても濃厚な旅の始まりを、本当にありがとうございました!
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続く…
愛美子