「軸足」 1年 山田遼大
こんにちは。山田遼大です。
横浜市立大学理学部1年、横浜市出身、ポジションはCF、右利き、背番号は7番です。山田遼大です。メッシとCR7にプレーが似ていると周りからはよく言われます。最近は筋肉とアンガーマネジメントのトレーニングに勤しんでいます。山田遼大です。よろしくお願いします。
自己紹介が済んだので、ここまで今シーズンの大学サッカーを振り返ろうかと思います。
まず私は大学入学当初、社会人サッカーのチームに入団しようと考えていて、サッカー部に入るつもりはありませんでした。しかしいまのチームメイトからの熱烈な勧誘と、環境やチームの雰囲気が自分に合っていると感じこの部活に所属することを決めたのです。このようにして私の大学サッカーはスタートしました。
入団して迎えた5月の大雨の公式戦初戦はいまでも記憶に新しく鮮明に思い出すことができます。左膝の靱帯の怪我の治療中だったためベンチからの観戦でしたが、熱くなりすぎてEURO2016決勝のクリスティアーノロナウドくらい前に出て吠えてしまいました。結果は0-2からの大逆転、3-2で勝利することができました。全員が気持ちを入れ一丸となって戦う雰囲気に、早くもこのチームに入って正解だったなと思うことになったわけです。
前期リーグが終わってから、夏休みには合宿と関東甲信越大会がありました。合宿ではチームメイトとの仲も深まり、心身共にかなり鍛えられて、チーム全体も私個人も大きく成長できました。合宿から帰ってきて数日で関東甲信越大会を迎え、初戦では合宿の勢いのまま2ゴールを決めることができました。しかしながら次の準決勝戦では格上のチームに対してなんとか善戦したものの、pk戦で自分が外してしまい敗戦してしまいました。悔しさが溢れ自分の未熟さを感じました。この思いをリーグ戦後期にぶつけようと心に誓ったのを覚えています。一体感のうまれたこのチームのおかげで大学生最初の夏はとても充実したものになりました。
リーグ戦後期は初戦で勝利し次の試合では敗戦。後期1勝1敗で迎えた3戦目に悲劇は訪れました。相手との競り合いで左足首の靱帯の部分断裂をしてしまいなんとまた戦列を離れることになってしまいました。チーム全体がリーグ戦後期に強い思いを持って挑んでいた中で、チームに迷惑をかけてしまって不甲斐ない思いでいっぱいになりました。幸運なことにその後のラスト2試合はどちらも勝利することができ、チームとしてはハッピーでしたが、得点やアシストといった個人の結果ものばせず、私個人としては悔しい思いでシーズンを終えることになってしまいました。全体的に成長できたシーズンではあったのですが、フィジカル、メンタル、テクニック、どれをとってもまだまだ自分には伸びしろがあるなと感じるシーズンでもありました。
5月に膝の怪我を乗り越え、出遅れながらも積み上げてきたコンディションが途切れてしまい、また0からのスタートになります。暖かいチームメイトに囲まれながらまずは怪我を完治させ、復帰できるようコンディションを取り戻したいです。メンバーも少し減った中で年が明けたら知事杯がやってきます。まずはそこに照準を合わせ、プレーでチームを引っ張っていけるよう日々の練習から真摯に取り組んでいきたいと思います。
これまでの10年間のサッカー生活は、ドリブルで相手をかわす瞬間やシュートフェイクで目の前から相手が消える瞬間、ゴールを決めて笑顔で味方が駆け寄ってくる瞬間、試合に勝利して観客に挨拶に行く瞬間などたくさんの「これだからやめられない」と思う瞬間の積み重ねが原動力になってきました。そういった「これだからやめられない」と思えるような瞬間をさらに追い求めて、これからもまた自分らしくがむしゃらに突っ走っていきたいと思います。みたいなくさい文章で終わろうと思います。
最後まで読んでくださり有難うございました。
2023/11/8
理学部 1年 山田遼大