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ISO感度をわかりやすく解説~フィルムカメラから学ぶ~

1.フィルムカメラで考えるISO感度
皆さんは、ISO感度と聞くと何を思い浮かべますか?
デジタルカメラが主流の今、フィルムカメラに触れたことがない方も多いかもしれません。
そこで、ISO感度をより深く理解するために、まずはフィルムカメラの時代に戻ってみましょう。

2.ISO感度が低いフィルムはなぜ現像に時間がかかるの?
昔のフィルムカメラのフィルムには、様々な種類がありました。
その中でも、感度が低いフィルムは現像に時間がかかるという特徴がありました。
これは、感度の低いフィルムは光に対して敏感さが低いということ。
つまり同じ量の光をフィルムに届けるためには、より長い時間光を当てなければならなかったのです。

3.感度が高いフィルムのメリット
一方、感度が高いフィルムは、少ない光量でもしっかりと画像を記録できるため、
現像にかかる時間を短縮することができました。
このことから、感度が高いフィルムのことを「高速フィルム」と呼ぶこともあったのです。

4.ISO感度と画像の明るさ、ノイズの関係
ISO感度が低い画像:暗く、ノイズが少ない 感度が低いフィルムで撮影した画像は、全体的に暗く、暗い部分のディテールがしっかりと表現されています。
しかし、明るい部分にはノイズが少ないという特徴があります。

ISO感度が高い画像:明るく、ノイズが多い 感度が高いフィルムで撮影した画像は、
全体的に明るく、暗い部分のディテールが少しつぶれてしまうことがあります。
しかし、明るい部分にはノイズが目立つことがあるという特徴があります。

5.状況に合わせてISO感度を使いこなそう!
デジタルカメラでも、フィルムカメラと同様にISO感度を選ぶことができます。
暗い場所で撮影する場合はISO感度を高く設定し、明るい場所で撮影する場合はISO感度を低く設定するなど、
撮影状況に合わせてISO感度を使い分けることで、より良い写真に仕上げることができます。

補足:ISO感度の選び方~2倍刻みで覚えよう!~
ISO感度は、100、200、400、800、1600、3200のように、2倍ずつ数値が上がっていくのが一般的です。この2倍刻みを覚えておくと、ISO感度を調整する際に便利です。

まとめ
ISO感度は、フィルムカメラの時代から続く重要な概念です。ISO感度を理解することで、より自由に、そして創造的にカメラを使いこなせるようになるでしょう。

今回のポイント
ISO感度が低いと画像は暗く、ノイズが少ない
ISO感度が高いと画像は明るく、ノイズが多い
ISO感度は2倍刻みで覚えると便利

この解説が、皆さんの写真撮影の参考になれば幸いです。

次回はこれまでの投稿から私なりの「露出と表現」についてまとめたいと思います。
次回もお楽しみに!

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