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認知的焦点化理論|幸福な生き方と運の良さ

こんにちは。又森芳美です。
日本は2024年世界のGDP4位の国であるにも関わらず、幸福を感じている日本人は割合が低いといいます。
2024年版の国連の世界幸福度レポート(World Happiness Report)とランキングが毎年発表されており、調査対象は世界143の国・地域を対象に行われたそうで、今回1位となったのは7年連続でフィンランドです。日本は51位だそうです。
要因は様々なことが考えられると思いますが、状況に関わらず幸せになりたいものです。
今回は幸福な生き方についてのヒントを得たので、話していきたいと思います。


ゾン100から学ぶ幸福な生き方と運の良さの関係

ゾン100とは

いきなりですが、みなさんは「ゾン100」とい漫画・アニメをご存じでしょうか。
「ゾン100」の正式タイトルは、「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」です。
私はアニメで知ったのですが、アニメの中での登場人物が何に焦点をあてて、100のリストをつくっているかで違う生き方になるのも面白かったです。

余命宣告された登場人物が、自分の人生において何が大切かを見つめ直し、やりたいことをすべてやる姿を描いた映画もたくさんあります。
映画「最高の人生の見つけ方」では、
感動的で、生きることの意味を深く考えさせられる作品でした。

ゾン100では、タイトル通り「ゾンビになるまでにしたいこと100」をつくるものもいれば、リスクヘッジ最優先で「ゾンビにならないためにすべきこと100」をつくるものもいます。
そして、社会に復讐をするために、社会をめちゃくちゃに壊すことに焦点をあてて「ゾンビになるまでにしたいこと100」をつくるものもいます。
幸せな生き方は何かを探求していくことにもなるストーリーでもあります。
このアニメの中で、認知的焦点化理論を知りました。

運は科学的に説明できる、認知的焦点化理論

認知的焦点化理論は、第2次安倍内閣の内閣官房参与も務めていた京都大学大学院工学研究科教授の藤井聡氏が唱えています。
心理学的な観点から「何に焦点を当てるか」によって人間の行動や「運」がどのように影響されるかを説明する理論です。

この理論では、人間が心の奥底でどこに意識を向けているかが重要であり、それによって周囲との関係や行動の結果が変わります。
特に、他者に対する配慮の範囲が広い、すなわち利他的な人は、結果として周囲からの信頼を得て、人生において得をすることが多いとされています。
「運がいいと感じる=幸福だと感じる」と言ってもよいのではないでしょうか。

ゾン100 第11話より

経営の神様、松下幸之助も採用基準にした運の良さ

認知的焦点化理論は、起業家にとっても非常に有用です。
ビジネス環境においては、多くの情報の中から何に焦点を当てるかが成功を左右します。
利他的な姿勢でコミュニティとの関係を築き、周囲との協力を重視することで、起業家はコミュニティからのサポートを得やすくなり、ビジネスの成長を促進することができます。

あの松下幸之助さんも、面接の最後の質問が「あんさんは運がいいですか。」だそうです。
そして「運がいい」と答えた人を採用したそうです。
松下幸之助さんの質問の真意は諸説ありますが、
物事を前向きにとらえることができる人ということもできますし、
何かあったときに周りに感謝できる人ということもできるかと思います。
運がいいと思う人は、やはり配慮する範囲が広いのだろうと思います。

まとめ:幸福な生き方をするために

認知的焦点化理論は幸福な生き方にも大きく寄与するのであれば、私たちはどんな生き方をしたらよいかも見えてくると思います。
他者に対する配慮や共感を持ち、積極的に社会とのつながりを築くことが幸福感を高める鍵となります。
利他的な行動を通じて、周囲との強固な関係が形成され、結果的により豊かな人間関係が築かれます。

自分の人生のビジョンを通して幸せにしたい人の範囲が大きければ大きいほど、たくさんの人の協力を得ることができ、運がよいと感じられ、幸せな生き方ができると言えるのではないかと思います。
こうした考えは、個人の幸福感を高め、長期的な満足感をもたらします。
焦点をどこに当てるかという選択は、日々の生活の質にも直結しています。
他者とのつながりや感謝の気持ちを持つことで、人生をより満足のいくものにしていきましょう。

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