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自問自答ファッション講座と三年後の私

2022年1月に自問自答ファッション講座を受けてから3年が経ちました。3年で一区切り、3年で変わるのか?と思いながら続けてきました。結論、変わりました。

講座直後、一年後、二年後の私については過去記事を貼っておきます。
ひさびさのnoteだから、自己紹介代わりに少し古い偏愛マップも。

2年くらい前に作ったっぽい

私の変化について

服選びとは即ち生き方そのものだ

自問自答ファッション講座以前はとりあえず手頃で着心地が良く似合うと思う服を買って着ていた。仕事服が3セットあれば大丈夫だと思っていた。
ある日、服がわからなくなった。地味に感じるし、ケチつけられるし、わからなくなった。

まもなく講座を受講して、レポートを熟読して、あきやさんのご本を読んで、講演会に足を運んで、TLを眺めて、交流して。おかげさまで服についてあれこれ考えられるようになった。私は何をする?どこに行く?どんなふうに生きる?どんな服を着る?服選びとは即ち生き方そのものだ、と実感した。服がわからないなんてことはなくなった。

1セットの服で働く

仕事服はシーズンにつき1セットになった。誰にもケチつけられない。3セットもいらなかった。
1セットしかないから毎日洗濯している。仕事から帰ったらすぐに着替えて洗濯機に放り込む。ねこを構って、家事をこなして、洗濯が終わったらすぐに干す。仕事服が1セットしかないというのは良い意味でスリルがある。

私にとってのコンセプトとキーワード

コンセプトがないと服が選べないと知ってから、コンセプトについては常に考えている。捻り出して練り上げるのも楽しいけれど、こんな感じで〜、くらいのゆるっとした方向性でも十分だと今は思っている。
服選びのキーワードは「かっこいい」「余裕がある」「神秘的」。イメージは「光」「朝露」「木漏れ日」。日々の暮らしを何より大切にしている。最近の私はこんな感じ。

一年前は「モード×スピリチュアル」かな、と考えていた(読み返すまですっかり忘れていた)けど、別にモード系になりたいわけではなく(「モード」や「〜系」が何なのか実は未だによくわかっていないし)かっこよくて余裕がある姿になりたい、と具体的に表現したほうがしっくりくる。そして、私にとってのスピリチュアルは今や空間を清浄に保とうね(掃除しようね)、身を清めようね(お風呂に入ろうね)の次元だから、日々の暮らしそのもの。

そうして我が家の入浴剤はバブ(森の香り)になった
広くて窓の大きな家でこぢんまりと暮らしたい

実際の靴選び、服選び

「機能性」は大前提!の上で。

試着して、記録して、を繰り返した結果、全7足のうち4足がオーダーメイドになった(もうすぐ5足になる見込み)。ハイブランドでも私の足(2A)にぴったり合う靴はなかった。ただオーダーメイドならすべて解決!というわけでもない。履き慣らす努力が必要だし、調整をお願いすることも多々ある。すべては足のため。アフターフォローが手厚いブランドと出会えたのは幅狭足ゆえの幸運だった。
少数精鋭に憧れスニーカー、サンダル、ブーツくらいの3足くらいに絞れないだろうか、と考えていた時期もあったのだけど、これでいいのかなあ…… と私がそわそわしないでいるためには7足必要だった。

服は、キーワードを大切にしつつもベーシックなアイテムほど似合うかどうかを重視している。ただかなりシビアに判定を下していると我ながら思う。大体は肉体が強すぎて布が負ける。私が着るとぺらぺらに見える服は多い。ずっと悩みだったけど、最近は寧ろ面白がれるようになってきた。

例外こそあれ、最近は靴も服もこだわりが過ぎて心底気に入ったブランドでしか買わなくなっている。私が心底気に入るブランドというのはそもそも機能性が非常に優れている上に予想を遥かに上回るときめきまでもたらしてくれる。それ以上のことなんてない。

正直、単価はかなり上がったけど、無駄遣いしていた分のお金は浮いているわけで何ら問題はない。

私のバッグは「」です

手ぶらこそ私だ!(※)意味もなく機能的でない服を着させられてきたことへの怒りの表明でもある。貴重品くらい肌身離さず持ち歩けることが当たり前になってほしい。仕方ない、と諦めることを私はもうしない。こだわりも諦めない。お気に入りの一着にポケットをつけてはもらえないだろうかと考えてもいる。

※ただし、さくせんは「いのちだいじに」。

お気に入りの魔力

長年、物を大切に扱うことができなかった。すぐ気に入らなくなって使わなくなってしまったり、汚れてくると嫌になったり、すぐなくしたり。自分自身だらしない性格だと思っていた。
こだわりにこだわってお気に入りのアイテムを増やしていくとそうでもないことがわかった。すぐ気に入らなくなるとすれば私のニーズに合っていなかったから。汚れてくるのは手入れをきちんとしていなかったから。すぐなくすのは私の性格や行動に適していないアイテムを使っていたから。
お気に入りのアイテムは熟慮した上で購入するに至っているから、そもそもニーズと合わないということがない。手入れもきちんとする。服は脱いだらすぐに洗濯して干す、傘も帰ったらすぐ干す、汚れたらすぐになんとかする、なんとかできないか調べに調べる。なくさないために傘は手で持たない。

なくした傘の本数は覚えていない。それが、お気に入りの一本は一度もなくしていないどころかおいてけぼりにしたことすらない。傘立てに置くと危ういことが起きないこともないけど、あ!と気づいた時点で必ず戻る。お気に入りでなければ諦めていただろう距離であっても。

ねこに優しく

日々の暮らしが何より大切だと気づいて今はねこも飼っているので、家事をこなすのに支障なく、ねこに害なくできることしかしない。室内に植物は置かない、精油が配合されている製品は一切使わない、香水は使わない、ネイルはしない。
ネイルチップはオーダーして良い。

なんてかわいいんだ!

快適さは記録あってこそ

最初はデジタルで、今はアナログで服のこと、天気、気温を記録している。気軽に続けるため月間ブロックにちまちまと。ノートはMDノートダイアリー<A5>薄型に落ち着いた。
どんな天気でどんな気温、どんな時間帯にどんな服装でどんなふうに感じたか、記録し続けていたらやがて困らなくなった。一年分だけでも記録してあると本当に助かる。そのおかげで迷いなく買えたアイテムもある。

私は私のままで

地道にこつこつと自問自答を繰り返して本当に変わった。私の良さを私は受け入れられるようになった。私は私を大切にできるようになった。私は私のままどんどん良くなっていった。

良い意味で自分のことを気にせずにいられるように、そのぶん人のことを大切にできるようになりたい

たぶんそうなれていると思う。余計な気力を割かずに生きられるようになったことが大きい。延々と買い物しなくなったこともそうだけど、日々快適に過ごすことを第一に考えるようになってから無駄にエネルギーを消耗しなくなった。3年前まではずーっとあたふたと生きていて、目の前のことをこなすのに必死で、自分自身のことも大切にできていなかったのだから人のことを大切にできるわけがなかった。外見が変わったのはおまけで、私にとっての真の成果は余裕が生まれたこと。そして、自分のために服を着られるようになったこと。

\ ㊗️脱・精神的ファッション迷子🎊 /


以上が私の変化。

振り返って面白いと感じたのが、初めてあきやさんとお会いした時に着ていた服がとあるブランドのワンピースだったこと。マジカルポケットというデカポケットがついていたものの、当時のそれは重たい物を入れるとポケットがびよんと伸びてしまうから活用することはなかった。ただ着心地が良かったのとポケットがあること自体に新鮮さを感じて気に入っていたのを思い出す。服がわからなくても無意識にニーズを満たそうとしていたのかもしれない。
ちなみに、そのブランドのことは今も大好きで、今や改良に改良を重ねられたマジカルポケットのついたボトムスを仕事服のマストアイテムにしようと考えているほど。

すべて地続き。服がわからなかったあの頃の私が必死にもがいて少しでも良くなろうとしてくれたからこそ今の私がいる。そのタイミングで自問自答ファッションに出会えたことは本当にラッキーだったね✌️

おしまい。

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