仕事で叱られ続ける以上にしんどかったこと
新卒1年目の頃、毎日叱られていました。
「あなたはコンサルタントに向いてないから辞めた方がいい」
「周囲への配慮がない」
「思考が遅すぎる」
などなど、まぁ色々言われました。
当時の私はスキルも行動力もないのにプライドだけは高くて、仕事がうまくいかないのは周りが悪いと思っているような人間だったので、言われたことは間違ってないと思います。でも、毎日叱られるとしんどかったです。
起業すると叱られなくなる
新卒入社のコンサルティング会社は2年弱で辞めてしまい、その後はフリーターしたり、営業したり、ビジネススクールの運営したり、人材紹介やったり転々として2012年に起業。起業すると誰からも叱られません。叱ってくれる人なんていないんです。だって自分のとこの社員じゃない人間にわざわざエネルギーつかって叱るメリットがないですから。
叱られないどころか存在価値を肯定してくれる人すらいないつらさ
ノリと勢いだけで起業したので仕事は全然なくて、すぐにお金は底をつきました。
その時の話しはこちらに書いてます。
仕事がないんでワンルームのアパートに引きこもってました。
たまに日雇いバイトに行ったりもしていました。倉庫のピッキングとか、棚卸とかの作業です。誰にも叱られることなんてありません。単純作業の方法を教えてもらって繰り返すだけです。
自分の存在価値ってなんだろう?自分は社会に不必要な人間なんじゃないか?と思い悩むようになったのはこのころです。
そんな日々が辛すぎて不眠症になりました。突発性難聴にもなりました。
誰にも叱られないけど、誰からも必要とされていると感じられないのはかなりきついです。少なくとも私には耐えきれそうにありません。
お金がないのもしんどかったですが、誰からも必要とされていないという考えの方が私の精神を追い込んでいました。
叱れることに感謝する必要はない。でも、
だからと言って「叱ってくれるのは愛情の裏返しだから感謝しろ!」とも思いません。だって叱られるの嫌だし。
でも、それでも、たまには叱れることのある人生の方がまったく叱られない人生よりは充実している気がするんです。
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