2021年のサマリー
こんにちは、長 幸美です。今年も、残すところ1日となりました。皆さまにとって、2021年はどのような年でしたか? 新しいチャレンジはできましたか?
私にとってこの一年は昨年に引き続きテレワークが中心となり、何とももどかしい一年でした。プライベートでは、認知症の父の病状も進み、そのたびにかかりつけの先生や24時間対応の看護師さん、薬剤師さんや小規模多機能事業所の皆様に助けていただくことが多い一年でした。もちろん別に暮らしている家族にも・・・
そんな中でも、今年新たにチャレンジしたこと、コロナ禍だからこそできたこともありました。遠方の方とのつながりも持つことができ、定期的に意見交換を行うこともできるようになりました。そんな1年を振り返ってみたいと思います。
【オンライン相談カフェ】
私は、医療系事務職員の応援隊として、入職依頼、佐々木総研のホームページの中でコラム「医療介護あれこれ」で発信を続けてきました。これは病院時代に「医事課だより」や「医事のかわらばん」として毎月発行していたものを、クリニックの先生方や事務員さんのスキルアップに活用したいと思ってのことです。そして定期的な顧問先様向けセミナーも開催していましたが、昨年のコロナ禍により中断せざるを得ませんでした。半年の準備期間を経て、オンラインセミナーの開催と顧問先の皆さんが気軽に相談できる場「オンライン相談カフェ」を開設しました。「相談カフェ」は月2回の開催でしたが、1年経過した今年9月からは「オンラインレッスン」として進化させました。「オンラインレッスン」はWeb講座と相談カフェを合体させ、毎週15分から30分程度、発信・意見交換の場を設けています。話題は「トピックス」「医療事務基礎講座」「在宅医療」そして「Q&A」。来年は、「接遇」についても発信することができればと思っています。気になる方は、弊社ホームページをご確認ください。
【事務職員の業務改善】
コロナ禍になり患者減少などにより将来に不安を感じておられる先生方も多くなりました。「増患対策」や「接遇研修」等のご相談も増えてきました。それと同時に「事務職員の業務内容に不満」の声も多く寄せられるようになりました。先生方は発熱外来の対応や予防接種対応など、診療時間外に対応を求められる場合も増えてきています。各種助成金やコロナ特例による算定変更や患者報告など、レセプト請求に付随して、県への報告も増え、事務作業は膨大になっています。これらの作業はクリニックでは先生方や奥様が担われることも多く、先生の負担が増えているというのも事実です。
このような中、事務職員の作業内容に疑問を持ち、作業の見える化、標準化を実施し、この状況を乗り越えたいという先生方の思いがあり、ご相談が増えているのではないかと思います。
【接遇研修】
私は某銀行に勤務していたこともあり、病院時代も「サービス向上」や「連携」する場で接遇についてお話をする場をいただくことがありました。医療機関にとって接遇は、医療安全や連携につながるとても大事なもの(心)です。そんな経験を活かしつつ、お困りごとに寄り添いつつ改善に向けて気づきの研修を行っています。
【地域に根差した「よろず相談屋」として・・・】
弊社は会計事務所がベースですが、人事労務担当、FP、ICTの専門家もいて、私も病院出身者として病院の経験を活かしつつ、お客様の「困った!」に寄り添っています。それぞれの専門家がお客様の相談内容に応じてチームを組み対応しています。複雑化しているお悩み、そしてコロナ禍により明らかになってきた地域の課題、先生方のお悩みに寄り添い一緒に考えていけるように、来年も活動していきたいと思います。
一年間、ありがとうございました。皆さん良いお年をお迎えください。