埼玉高校サッカー、来季への展望
おはようございます。
昨日、埼玉県高校サッカー選手権大会の決勝が行われ、正智深谷が1-0で浦和学院を下して全国大会出場を決めました。
市立浦和としては、自分たちが負けた相手が全国に行ったので、悔しい気持ち半分、嬉しい気持ち半分。
テレ玉の放送では「市立浦和との試合が本当にしんどかった」というコメントも紹介されていたらしく、王者に対して勇敢に戦った選手たちを改めて褒めたい気持ちになりました。
決勝の試合内容としては正智深谷4-2-3-1、浦和学院5-2-3の構図で、どちらもボールを握りながら相手を崩して行こうという試合経過でした。
浦和学院の3-2-2-3ビルドアップに対して正智深谷が人基準に埋めながら、時折4-2-4気味に守備を形成。4-2-4形成になることでWGへのパスルートを遮断していた正智深谷。
3-2-2-3の2シャドーと1トップが降りる位置の調整、2ボランチもサリーダしても良かったのでは??というふうにも浦和学院が攻めあぐねていた点からも見えたのですが、時折見せる1トップの空中戦勝利や、WGの位置にロングボールが入ることでそれもそれでええかとなっていたのではないかと予想して見てました。
正智深谷としても守備基準を特に変えることなく、浦和学院にもボール持たれてもええか、という試合展開だったし、セットプレーで先行することが出来たのでとくに基準を変えなかったのかなと思います。
結果的に80分がそのまま推移し、正智深谷が優勝を決めたのでした。
ボール保持、非保持関わらずオープンな試合展開にならなければ時間はいずれにせよ推移していくので、僅差な実力差である埼玉高校サッカーシーンではもしかしたらこういう試合展開は増えていくのかもしれません。
成徳深谷や浦和南、武蔵越生を始めとする個人の能力ありきのラッシュ戦法が埼玉高校サッカーシーンでは近年目立っていたので、こういったチームが増加すること自体は埼玉高校サッカーがこれ以降の大学サッカーシーンに向けていい展開になるのではないかと思ってます。
来年1月の新人戦の地区予選から始まり、関東大会、インターハイの結果を基にしてまた秋には選手権になります。
リーグ戦の結果も継続して出し続けるチームがよりトーナメントで実力を発揮していくことを再確認した今季の埼玉高校サッカー。
また来年も熱い戦いを展開していきたいものです。