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Clairo『Charm』
今作は、これまでにノラ・ジョーンズ等のプロデュースを行ってきたLeon Michelsをプロデューサーに迎え制作されました。今年リリースされたNorah Jonesの『Visions』も彼のプロデュースでしたが、この作品も非常に良かったですよね。
個人的に非常に好きなアルバムでした。前作も良かったですが、曲単位でも好きな曲が多く、現時点で今作の方がよく聴いています。
歌詞もざっと読んでみましたが、主には恋愛やある人との関係性、それにまつわる自らの心情がうたわれているようです。
ネットに上がってる記事等を読むと、前作までのフォーキーな印象を残しつつ、今作は1970年代のジャズ、サイケデリック・フォークやソウルに影響を受けて作られたとのこと。私はその辺り詳しくありませんが、前作と比べて音色面でだいぶ違いますよね。本当に70年代に音作りをアップデートしたかのような、他のアーティストの最近の作品と比べても、今どき聞きなれないような音作りで、のっぺりとして立体的な感じはなく、少しくぐもっていて、粗さを感じさせる音ですが、各楽器の演奏煌びやかで芯のある音色で凄く良いと思いました。
前述のように今作は個人的に好きな曲も多く、アルバム通して良いんですが、特に"Juna"は本当に名曲ですよね。ビート、音色、メロディから、後半のトランペットの展開も非常にドラマチックで最高です。