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Childish Gambino『Atavista』

リリース日:2024年5月13日

2020年3月15日に突如オンライン上で発表されたアルバム『3.15.20』。その発表以前の2017年頃から、Childish Gambinoとしての活動を終える、次作で最後のアルバムというニュースがあり、それが引退作にあたるのかとも思っていました。しかし、2023年頃から、音楽制作を行っている、引退は噂であるとというような発言、ニュースもあり、復活を待ち侘びていました。ただ音楽以外の映画やドラマ方面では継続的に活躍しており、ここ数年でも2016年から続いていたドラマ『Atlanta』が2022年に完結、その後も『Swarm』、『mr & mrs smith』など、TVシリーズや映画などでは、定期的に彼の新しい作品に触れられる機会がありました。そして、ついにChildish Gambinoとして再び動き始めるということで、5月13日『Atavista』をリリース、今年の夏頃には、『Bando Stone In The New World』という映画のサウンドトラックとしての新作を発表し、ワールドツアー(現時点で日本はなし…)を行うことも発表されています。彼の今後の活動も非常に楽しみです。

で、今回紹介したい『Atavista』についてですが、前作『3.15.20』の再編集版?、いわゆる完成版ともいえる作品で、前作と比較し、曲名の変更、楽曲単位での変化、ファンであれば聴いたことであろう未発表曲も含まれてたり、Summer Walker、Young Nudyといった追加のゲストの参加等があるなど、いくつか変更点もありました。ミックスもし直したのかなという印象でした。

久々に改めて聴くと、個人的には一生聴けるくらい好きなアルバムだと感じました。

タイトルの『Atavista』は原初的な、先祖代々の…??といった意味のよう。
大好きな作品と言いつつも、これまでは最終曲の「Final Church」ばかり聴いてまして、今回アルバム通して久しぶり聴くと、他の曲もすごく良くて、私にとってはすごく大事なアルバムだと改めて気づくことができました。
 全曲読んでないのに語るなよと思いますが、今作での彼の歌詞から感じられる切実さ(主には人生のこと、時間の有限性など)、良いことばかりではない現実的な描写は、今の自分にとってすごく切実な問題として響いてきて、私にとっても自分の生活を送る上でとても励みになる作品だと思いました。

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