The Libertines 『All Quiet On The Eastern Esplanade』
久々の更新となりました。最近聞いた作品の中で、これからいくつか個人的に気になった作品について書いていきたいと思います。
The Libertines 『All Quiet On The Eastern Esplanade』(2024.4.5)
彼らの約9年ぶり4作目となるアルバム。分かりやすく大きな変化をした作品ではないが、過去の焼き直しでもなく、彼らが自らの音楽性、強みを改めて捉え直し、その上で良い曲を書こうとする姿勢が感じられるアルバムでした。
例えば、3曲目「I Have A Friend」10曲目「Be Young」での、彼らの演奏でしか生まれないようなテンポ感から生まれるスリリングな展開、メロディの切実さ、引きちぎれるようなギターのサウンドはアップデートされた彼らの持ち味だと思いました。8曲目「Baron's Claw」のような、バンドとしては新機軸だが、ピートのソロ作品を経た上で生まれたような曲があったり。
今作は、全英アルバムチャートでは1位を記録。今作のリリース前にもイギリスのマーゲイトに「アルビオン・ルームズ」というスタジオやバーなども備えたホテルをオープンしたとのことで、そのホテルも気になりますね。