今日の記録 2020/5/29

読んだ

GEB P171~174

音楽のレコードとそれを演奏するプレイヤー・そしてそこから出る音楽と、DNAとある何か・そして生物の体を対応付けて考える。生物の体が DNA から作られているように見えることと。DNA の開示による結果として作られる生物の体の全ての情報を DNA が含んでいるように見えるが、音楽におけるレコードとそこから鳴る音楽とは違い、ある音楽とそのレコードのある部分というのは正確に一対一対応を取ることができるが、DNA の場合は違っている、という話。例えば、人間の指の形(とても様々な指の形が存在する)というものが DNA のどこに含まれているのかというのは、あまりにもその間の過程が複雑すぎて、ある点(生物の体の一部分)とある点(DNAの一部分)を繋ぐことは不可能に見える。最後の、「一方の~」という話が、どちらがどちらを指しているのか分からなかった。
 実は数年前、この本を読もうとして挫折した経験があり、どこまで読んだのだろうかと疑問だったのだがこのページからが完全に始めて読むところだと気付いた。これまでの記録でも気にしていた通り、前回も音楽の話が分からずにこの前の対話を読んだところで力尽きたようだった。今回は記録を取っているおかげで、全ては理解していないが、部分的にこの本が伝えたいおもしろさは確かに読めているという感覚があり、このまま行けば全て読み通せそうだと感じている。
 ところで、昨日感動していた「慧児なる蟹」という言葉だが、ひとしきり感動したあと、冷静に考えるとダジャレの延長線上にあるものなんだよなあと、ぽつりと思った。ダジャレと韻を踏むということの境界線というのは何のだろう。


安全な Web アプリケーションの作り方 - P197~203

クリックジャギングについてと対策方法。聞いたことが無かった。


プログラミング Erlang - P148~151

クッキーの保護方法と、前回作成した Erlang ノードは自由にプロセスが生成できてしまうので、今回は制限付きノードの作成方法について。
 P150のコードを試そうとしたところ `lib_chan:start_server().
** exception error: undefined function lib_chan:start_server/0
` というエラーが出る。 なんでだと思ってググろうとしたが、よく読むと付録Dに載っているという説明がある。P338~345にコード全体が載っている。かなり大きなプログラムなので、実際に試したい場合は以下のリンクからダウンロードした方が良い。

下のダウンロードタブから、jaerlang-code-ja.tar.gz を解凍して、 jaerlang-code-ja/socket_dist/lib_chan* と jaerlang-code-ja/lib_md5.erl をコードを書いているところにコピーしてコンパイルすればいける。もし実行した時に他のファイルが無いというようなエラーが出た場合は、その名前のファイルを同様にコピーしてコンパイルすれば大丈夫だと思う。
 P151のコードだけ確認して、残りは前回と同じ問題がおきそうだったので明日移行やる。休日なので。


システムの科学 - P101~105

まずはこれまでのことの再確認。そして新しい問題として、内容が複雑に見える長期記憶(チャンクを保存する領域)というものが、その構造の複雑さを表しているのか、いないのかというものが挙げられている。そしてこれは蟻の行動となどの話からの予想通り、研究の結果は長期記憶の単純性を支持しているようにみえる、という話だった。またその長期記憶というものが、短期記憶などが利用する外部環境と同じような役目をはたしている。
 当然のようにイメージしやすいものとして、記憶というものをデータベースのように捉えることができるが、それがある生き物の内部にあることから、考えることの補助的な役目をはたす、と考えるのは自然な気はする。ただここで驚くのが、その内部の記憶領域というものが、人が何かを判断するときに、外の環境と本質的には同じような役割をしていると考えることができる。例えば、ある体の異常が起きた時に、その症状が深刻であるかどうかを判断するために、過去の自分の症状との比較で判断すると思うが、その過去の記憶というものと、現在のおかれている状況と言うものは比較ができるもの、つまり同じ次元に存在するものとして扱われている、ということだと思う。


英語

一億人の英文法とDuo 4ページずつ


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