30歳になってからバンドでツアーをやることにした話(前編)
" 世界の何処かに きっと僕を待っている人がいる"
銀杏BOYZの楽曲「トラッシュ」にはこんな一節があるが、果たして僕を待ってくれている人はいるのだろうか…
こんにちは、みなみこういちです。
駄文・散文になるのは目に見えてますが、記憶の記録ということでnoteを始めてみることにしました。
(Twitterのフォロワーがよくnote記事を投稿している影響が大きい)
今回は自身のバンド「カセン」と現在開催中のツアー「NOW LOADING TOUR」について書こうと思う。
僕は普段、会社員として働きながらツーピースロックバンド「カセン」でギターボーカルをしている。所謂週末バンドマンというやつだ。
ブラック企業で働くことに疲れた僕は、転職するタイミングで「好きなことをやろう」と決心し、今までずっと憧れていた自分自身の音楽をやることにした、2018年頃のことである。
アーティスト名の候補は色々あったが、兵庫県加古川市から活動を始めたこと、ノスタルジックなものが好きだったことから、河川敷の「かせん」から名前を取ることにした。
最初の3年くらいは1人ぼっちで活動していた。
弾き語りや打ち込み機材でのライブに苦しんでいた頃にメンバーが増え、ふと気がつけば今年で活動6年目に突入。
活動5周年ということで何か大きなことをやりたいと思い、東名阪を含めたツアーの構想を練ることにした。
丸5年活動しているにも関わらず、今までちゃんと聴けるレベルのバンド音源を出していなかったが、このツアーをきっかけにミニアルバムをリリースすることを決意。
ミニアルバムはテーマがある1枚にしたかったので、収録する楽曲は明るくてメロディックなものを中心に選曲。
選んだ楽曲はどれも1人時代に作ったもので、レコーディングは週末に自宅で行われた。
ちなみにどの楽器パートも全て僕が演奏している。
Mixに関しては完全無知だったので骨が折れる作業だったが、音の厚みが増していく工程の面白さはこの作業ならではだなと思う。
このミニアルバムは結果として1人時代のベスト盤的な仕上がりとなった。
ミニアルバムは「メモリーカード」、ツアータイトルは「NOW LOADING TOUR」と命名。
どのタイトルもゲーム機から来ていて、僕の口から語らなくても伝えたいことはきっと伝わると思う。
強いて言うならツアータイトルは「道」のロード(ROAD)にも掛けている。
今まで起こった出来事は度々振り返って思い出すし、今目の前に作った道はノロマなりに走るということである。にくいね。
新音源は全6曲(ボーナストラックを含めると7曲)
ツアーは全7公演、この記事を書いている時点では残り3公演に迫った。
勢いのあるバンドっていうのは大体10代や20代前半に活動を始めて、企画やツアーも早い段階で経験する。
カセンはそんなバンドではないし、17歳の頃には今の自分の姿を想像出来なかった。
この歳になって自分の音楽をやっていて、更には初めてのツアーに挑戦している。
このツアーが終わる頃、何が変わってるのかは分からないけど、僕達はまだまだ道の途中なのである。
〜追伸〜
…ツアーの内容は前編・後編でまとめようと思っていたが、書き始めてみるとバンドやツアーを始める経緯説明で前編が終わってしまった。
やっぱり前編・中編・後編の三部構成にしよう…。
▼収録曲
1. 少年の日の歌
2. GIRLFRIEND
3. セレクトBB
4. YB-1に乗っかって
5. キラキラ
6. 変わりたかっただけ -Live at KOBE BLUEPORT-
▼中編はこちら
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