年商10億企業づくりは、売上目標から
年商10億を実現するには、何から始めたらいいでしょうか?
是非やっていただきたいのは、年商10億を達成した時の、売上のブレイクダウンです。
よく、「ゴールからの逆算」、って聞きませんか?それと同じです。
年商10億を実現するときには、この商品がどのぐらい売れるということだから・・・と、どんどん仮説を立てていくのです。
売上目標の立て方について、もう少しお話していきます。
売上を単価と数量に分けて考える
やり方はラフでいいです。売上を単価と数量で分けてください。
売上は単価と数量の掛け算ですから、10億を実現したときには、
自社製品・サービスの単価×年間販売数量=10億円
となるはずですよね。
私のような顧問契約ビジネスであれば、
年間顧問料×顧客数=10億円
になります。
売上構成から仮説を立てる
仮に、1顧客から、年間250万円の顧問料をいただけるとしても
400顧客!が年商10億には必要なワケです。
社員1人あたり、5社を担当すると、80人の社員が必要になります。
月20万も顧問料をいただけるコンサルタントを80人育てるとなると、なかなか大掛かりです。
よほどコンテンツを整えて、教育体制を綿密に作り上げないと、到底無理でしょうし、
社員の離職率を20%と仮定すると、100人採用が必要です。そのためには300人ぐらい面接するんでしょう。
その人たちはどうやって募集するんだろう…
そもそも、5社を担当してもらうということは、社員一人あたりの売上高は、年間顧問料250万円×5社=1250万円。
最低でも給料の2倍は売り上げてほしい、できれば3倍。
とすると、年収400万円から600万円ぐらい(概算です)の人材を集めるっていうこと。
しっかりしたサービスを提供するのであれば、年収600万円で2.5倍は売り上げてほしいから、社員一人あたりの年間売上は1500万円ぐらいかな、と。
すると、一人あたり6社は担当してほしい。
それなら、400顧客÷6社=65人強の社員が必要になるってことか・・・。
と、仮説を立てていきます。
お伝えしたかったポイントは、こういった仮説が正しいかどうかではなく、
目標売上が決まると、ビジネスモデルの概略を考えることができる
ということです。
会社によって、単価と数量の考え方は変わります。
1回あたりサービス料×利用回数×来店回数
商品単価×販売個数
1社あたり売上×取引先社数
商品やサービスがいくつかのグループに分かれるのであれば、グループごとに考えるケースもあります。10億をA事業とB事業に分けて、それぞれで単価×数量の計算をしていきます。
まずは、まとまった時間をとることから
仕事の合間の時間では、途中で思考が遮断されてしまい、アイデアを練るために集中できないことが多いと思います。
紙とペンと、電卓を持って、オフィスの外に出てみませんか?
社長以上に、会社の将来を考えられる人はいません。
ぜひ、自社の5年後、10年後に年商10億円達成したときのことを思い浮かべながら、どんな体制ができていたらいいのか考えてみてください。
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