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新卒採用&研修のコロナの影響調査プチレポート

こんにちは。
株式会社情熱の矢間です。


『新卒採用&研修のコロナの影響調査プチレポート』

コロナウイルスが新卒採用&社員教育にどのような影響があったのかというアンケートを元にnoteを書いておりますので、ぜひ貴社の今後の活動のヒントにしていただけたら幸いです。

~調査概要~
●調査目的:
コロナウイルスが社員採用・社員教育どのような影響をもたらしたのかということを人事の方に知っていただき社員採用・社員教育の一助となること。
●調査対象:
企業人事担当者(有効回答数:32社)※上場もしくは社員数1,000名以上の企業35% その他企業65%
●調査期間:
春 2020年5月13日(水)~2019年5月31日(日)
●調査方法:
メールでフォームを配布し、各人の匿名性を保証した上で回答を依頼した。

新卒採用の動き

採用人数は変わらないが選考の仕方に苦労している企業が多くなっている。


21卒採用について

スライド3

21卒の採用人数は
・6割強の企業が採用人数については変わらない
・1割が減らす
・2割が未定
・1割が増やす
という結果となった。
※減らすと回答した企業は約3~6割程度減らすと回答している。

では選考時についての影響はどうか?

---選考時のコロナウイルスの影響‐--
・直接対面での面接がNGとなり、候補者の実際の雰囲気がわかりにくい。直接来社してもらい会社の雰囲気や社風を知ってもらえる機会がなくなった。
・一次面接等に関しては、リモートで可能なものの、役員等の面接は対面にて行うことになっているため、学生の気持ちを保ち続ける施策に悩んでいる
・最終選考までオールWEB面接実施のため、直接会う機会がないまま内定を出さざるを得ない

直接会うことの出来ない難しさ、
学生(求職者)の志望度曲線を高めることが出来ないなどの課題が挙がった。

ではこういった課題に対してどのような施策を打っているのだろうか?

---選考時の課題に対しての施策‐--
・WEB会議で面談をするなど応募者との接点を増やし情報を得るようにしている。採用担当ではなく、配属予定部署の社員が面談を担当し、会社の雰囲気を感じてもらう。
・オンライン面談にて定期的に接触する
・採用活動のオンライン化。
・動画活用

通常時の選考よりも面接の間に面談や座談会といった出来るだけ
応募者との接触数を増やそうといった取り組みをしている人事が多く見られた。

22卒採用について

スライド4

約6割の企業が未定となっていて3割の企業が変わらない
残りの1割が採用人数を減らす



社員教育の動き


大手、中小問わず来年の新卒研修は勿論のこと、今年の夏秋冬で研修を実施する企業はオンラインでも実施できる体制を作った方が良い

20卒社員教育について

プレゼンテーション2

2020年の新入社員研修は約4割の企業がオンライン研修を実施したという回答を得た。

では社員教育においてコロナウイルスがどう影響したのか??


‐--社員教育におけるコロナウイルスの影響‐‐-
・まさに、集合研修がNGとなり、計画していた研修をどうするか?が決まっていない。
・集合研修が全て実施出来ないため、新入社員のフォローと既存社員の階層別研修のフォローが出来ていない。上層部が研修にまで目を向けられていないため、オンライン研修をする社内通信インフラも整っていない。
・集合研修が実施できず、研修の延期又はリモート化によりグループワークが出来なくなった
・集合研修を効果的にリモートで行うノウハウがない。
・マニュアル不足(動画で作っておけば良かった、、)、営業内研修はほぼ全滅


ほとんどの教育担当の方から

4月の集合型研修がリアルにて実施出来ずオンライン上での実施または延期

になっているとの回答を得た。
そしてオンライン上で開催決定した場合でも実施前に
wifi環境の整備仕様ツールの問題に苦労したと言った声や
実施後には
同期同士の絆の醸成が出来たのかが不安、
伝えたいメッセージが伝わっているのか
などの声も挙がった。

こういった課題に対しての施策は


---オンライン研修時に発生した課題に対する施策---
・zoomのブレイクアウトセッションで、グループディスカッションを適度にいれ、またクイズ形式のワークを入れることで、集中してもらえる内容で参加者の納得感はいただいている。
・研修資料に写真、動画などを多く利用し、ライブ配信などでクリアしています。
・予定していない時間であっても、実施している研修をのぞきにいったりして声をかける。
・リモート研修でも、少人数で班を作り、ディスカッションの場面を作ることで、同期との会話を増やす

同期同士の絆の醸成が難しいという課題に対しては
グループディスカッションの時間を多く設けてなるべくリアルと変わらない状況を作ろうとしている企業が多かった。
また受講生の集中力を保つ為の施策も多く見られた。


21卒社員教育について

画像4

21卒の新卒研修については
約4割の企業がリアルで研修約5割の企業が未定の予定となっている。
ただし未定と回答した企業の中には第2波が来ると予想されるといった状況の中で来年以降に関してはどちらでも対応できるように企業努力が必要だと回答した人事の方もいる。

私の意見としても
いつ何時でもオンライン研修に移行できるよう大手、中小問わず来年の新卒研修は勿論のこと、今年の夏秋冬で研修を実施する企業はオンラインでも実施できる体制を作った方が良い
という結論に至った。

最後に

おそらく我々今後もコロナウイルスと共存する必要があるかと思います。

それは新卒採用・社員教育問わず来年の3月・4月がどのような状況であっても対応できるようにオンライン化の準備することです。

今からオンライン化の準備をしっかりできていればどちらに転んでも対応することができるでしょう。ただその準備を怠ってしまうと予期せぬ方向に転んだ場合また2020年の春を繰り返すことになります。
あなたはどちらを選びますか・・・?



---以下今回の調査概要---

~質問項目~
・新型コロナウイルスや、それに付随するリモートワーク等によって、あなたが抱えている課題は何がありますか?
・発生した課題を解決するための施策で上手くいったものはどのような施策ですか?
・発生した課題を解決するための施策で上手くいかなかったものはどのような施策ですか?
・21卒の採用予定人数は変更しましたか?(した場合何割の増減がありましたか?)
・22卒の採用予定人数は変更しましたか?(した場合何割の増減がありましたか?)
・2020年の新入社員研修はどのように行いましたか?
・2020年の新入社員以外の研修はどのように行いましたか?
・2021年の新入社員研修はどのような方法での実施を予定していますか?


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