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「気持ちよく働ける、そんな仕組みを考える」のが好き。(2018年4月2日(月))
出口治明さんの『任せ方の教科書』などを読んでからというもの、40歳を過ぎた私が、これからも社会人として生きていくには、
他人の仕事を自分の思い通りにしようとしたり、聞かれもしないのに口を出したりするのは、絶対にやめて、
周囲の方々に気持ちよく仕事をしてもらえるように、上手に「仕事をお任せする」、そして、私はそのお任せをしたことについて、助けを求められた時にだけ、「できるだけのお手伝いをする」。
そういったスキルを持たなくては…と、危機感を抱いています。
年度が変わって、今日から、新たなメンバーを加えて仕事を進めていくことになります。
新たなメンバーに、気持ちよく仕事を進めていただくために、あらかじめ、次のことを伝えておくことにしました。
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(1)事務分担は先日の説明のとおりですが、具体的に、いつまでにどのような成果品をあげてもらいたいかについては、随時、私や私の上司から伝えます。
(2)成果品を仕上げるまでのやり方に、口を出すことはしませんが、①会社の庶務手続きなどのルールを把握の上、事務を進めてください。
また、②その成果品の仕上げに際しては、それを使う人にとって、使いやすくわかりやすい形に仕上げることを心がけてみてください。
(3)人間には誰しも「盲点」があるので、気づかぬうちに(2)の①や②に触れそうになることがあるかもしれません。そこを誰かに指摘されても、ヘコむ必要は一切ありません。
それを指摘する人にも、当たり前に「盲点」はありますし、そもそも個々人の「盲点」を補いあうために「チーム」があります。
(なお、私の「盲点」ケアもしていただけると、ものすごく嬉しいです!)
(4)特に最初は、慣れない仕事や環境に、戸惑うことが多いでしょう。前からこのチームにいる私に「お手伝い」できることは、色々あると思います。
どうしても手が回らない時や、自分の仕事に入り込んでいる時など、皆さんのご期待に添えられない場面もあるとは思いますが(その時には、本当にごめんなさい、悪気は全くありません)、
案外そうでもない時もありますので、本当に、本当に、遠慮なく、「手伝って」と言ってください。
(5)仕事を進めていく上で、たくさんの成果品を、チーム内で共有したり、チーム内の了解を取り付けたりしていくことになろうかと思います。
その際、私から皆さんに対し、「なんでこういう風に仕上げようと考えたの?」と尋ねることが多々あると思います。
このような尋ね方をすると、「自分の考えを否定しようとしている」と誤解される方がよくいらっしゃって、「すみません」と謝られたりしてしまうのですが、
私は、「否定しよう」などとは微塵も思っていません。むしろ、ゼロから案を作って提示するという、一番難しい仕事をされる方をリスペクトしています(言い換えれば、案に対して意見を述べるのは、誰にでもできる簡単なお仕事です)。
純粋に、その案を提示してくださった、皆さんの「思考プロセス」を知り、それを自分の中で腹落ちさせた上で、同じチームの一員として、その成果品に同意する「責任」を果たしたいと考えているだけですので、そのようにご理解ください。
(6)チーム外から、仕事の発注などを受けることもあると思います。その際には、その発注内容(締切と成果品イメージ。あるいは、打ち合わせなどの提案であれば、その目的と所要時間の見込)を先方に確認の上、
「今、(自分はこういう仕事をする予定であったが、)このような発注があった。」「こういう理由でこの発注を自分が受けたいが/自分以外のチーム員に助けて欲しいが、どうか」
といった具合に、まずは私の上司や私に確認してください(慣れてきて、責任が取れるようになってきたら、「こういう発注に対し、こういう理由で対処した」という報告に変えていただいて結構です)。
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