露出工事はセンスも必要だけど、相手への気持ちも大事
おはようございます!ヤザキ電気です。
今日のテーマは、「露出工事はセンスも必要だけど、相手への気持ちも大事」です。
ニュースを見ていて、面白い写真が目に入ってきました。
「大阪の堂島で圧巻の配管美を楽しむ」というタイトルのニュースなんですが、要は、ビルの裏側に露出工事をするときに、そのビルの側面がすさまじく配管が上から垂れ流されているような感じになっています。
配管は、一応、見た目を綺麗にしていないといけないですよね。
お客さんのことを考えて、綺麗にダクトを規律よく曲げていって収めていくというのが基本ですが、写真では、斜めにびよーんとなっています。
この写真の工事では、見る限り、ダクトは1個も使っていなく、全部キャンパステープをぐるぐるまいてぐにゃぐにゃしているのが何十本も束になってそれが上から垂れ流されているみたいな感じです。
ここまでいくと、オブジェみたいな感じに見えてきます。
これは、お客さん自体もあまり気にしない方なのか、あとは、工事業者の性格も出てくると思います。
僕的には、このような工事はまずありえないなと思います。
ただ、人それぞれ考え方や感性が違うので、何が正しいとも言えないです。
しかも、こういう工事が間違っているというわけではありません。
機能的には悪くはなく、見た目の問題になります。
ただ、容易に手の届く場所に電線が垂れ下がっているところは、危険にはなってくると思うので、そこは線を綺麗にして施工しなければならないということは、常識になってくると思います。
冷媒管に関しては、ゆるやかに曲がっているのであれば間違いではありません。
間違いではないけれど、お客さんの立場になって考えようということですよね。
どうも思わない方も世の中にはいるかもしれないですが、大半の方は残念に思うと思います。
ここまでの規模でビルの工事をするのであれば、お金をそれなりに頂く工事になると思います。
そうなると、それなりの見た目を考えてあげて、お客さんが実際に目にしたときに喜んでいただける工事なのかということを考えることも一つの職人のプライドを持ってやるべきところではないかなと思います。
露出配管は電気工事の見せ場
電気工事の中で、露出配管とか特に分電盤工事というのは、お客さんに対して、見られる工事になってくるので、センスも当然関わってくると思います。
だけど、僕は、お客さんが見たときに、ある程度納得していただけるような工事を意識すれば、そんなにセンスは必要ないと僕は思います。
自分で納得したもの、自分がこうだっていう我を出してしまうのも、それはそれでまた違うことで、自分の作品を自分で眺めているだけではないですよね。
お客さんに対して、お金をもらうという対価があるので、そこで、お客さんにどのような商品を提供していくかということです。
そこは、お客さんの気持ちを考えて工事をしていくというところが一番大事なポイントではないかなと思います。
普段、見えないところで、ふとお客さんも目にする時ってあるんですよね。
なので、ここは見られないだろうと思わずに、逆に、ここは絶対見られるだろうと思いつつ工事するということで、自分の技術向上にもつながったり、自然に仕事も早くなってきたりすると思います。
それでは今日も一日ご安全に!
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