最強で最高なサンガへ… ~京都サンガF.C.2024シーズンプレビュー~
新体制発表会
新加入選手
レンタルから完全移籍へ移行したク・ソンユンを含め、11人の選手が新たに加わった。プレー面でも楽しみな選手がたくさん加入したが、監督に盾突ける鈴木冬一や、面白一発ギャグを持っている松田佳大など、良い”キャラクター”を持っている選手が多いなというのが印象的である。
安藤強化部長の話
まずは守備面。安藤強化部長は昨年の失点数の増加に言及した。中でも、セットプレーによる失点の多さについて、高さに不利はないものの、勝負所での甘さが露呈したと分析した。また、「セットプレーでの失点について、チームの中で選手たちが主体的に考えてやれる、ところのアプローチを踏まえても鈴木義宜に期待している」という旨の発言が見られた。
続いては攻撃面。安藤強化部長は攻撃力には一定の評価はしているものの、セットプレーでの得点が多かったと得点シーンを分析した。その中で、今年はどういう編成を進めていくかを考えたときに、再現性のある攻撃であったり、FW、中盤、DF含めてチームとして流れの中でゴールを奪えるような編成を、FWだけでなく全ポジションで分析したうえで進めたそうだ。
私もセットプレーでの失点の多さや再現性のある攻撃が少ないという点は課題であると思うし、それを強化部長が言及してくれたのには少し安心した(笑)。しかし、安藤強化部長の話には少し疑問符が付く。それらは、チームとしての課題であり、選手個人でなんとかできるものではないからである。もし、この課題が監督ときっちり共有されているのであれば、改善は見込めるかもしれないが、望み薄であるというのが正直に思うところである。
4シーズン目の曺貴裁京都
監督が定める目標
2023年、監督はシーズン前に目標として「タイトル争い」を掲げた。それゆえに少しばかり期待感を持って始まったシーズンだったが、蓋を開けてみればあの有様であった。具体的に言うと、前年からの改善があまり見られず、「タイトル争い」という目標とは大きく乖離したシーズンであった。高い目標が掲げられていたからこそ、落胆も大きかった。個人的には目標を高くしすぎるのは好きではない。
この記事にもあるように、最適な目標設定をすることが大事だと考える。2022シーズン、J2のロアッソと引き分けてギリギリJ1残留を決めたことを踏まえると、2023シーズンは「中位」くらいの目標が妥当だっただろう。「タイトル争い」とは程遠かった2023年を終えたのも束の間、早くも2024シーズンが始動したが、曺監督は今季の目標を「60得点 45失点 勝ち点60」とし、「歴史上、最強で最高のサンガ」になることをテーマとした。これを昨シーズンのJ1を38試合に換算したものに当てはめれば、5位である。歴代最高順位は2002年の5位であるため、''最高で最強なサンガ''を目指すには妥当な数字かもしれない。去年の''タイトル争い''という戯言と比べれば現実的であり、より具体化させたという点は評価できる。私は良くても''1桁順位''くらいが現実的な目標ではないだろうかと思う。
とはいえ、目標が定められた以上は我々サポーターもそれに向かっていくべきである。
''史上最強のサンガサポーター''を目指そうではないか。
「できるだけルールを作らない」チーム作り
曺監督ができるだけルールを作らないようにしているという京都新聞の記事を読んだ。できるだけルールを作らずに選手の自立を促そうとするのは理解できる。ただ、曺貴裁京都にはルールがなさすぎるように見える。内情を知らないのに…と言われるかもしれないから強調しておく。外から見ればそう見える。見えるのである。言い方を変えれば、属人的すぎる、即興性が高すぎる、再現性が低すぎるといったところだろうか。これは安藤強化部長の話に通ずるところがあるだろう。再現性のある攻撃をするには、ルールが必要である。
批判的なことを書いたが、先述したような、選手の成長が促されるというメリットがある。だから、彼の元から、遠藤航や川﨑颯太のような選手が生まれるのだと思う。
森保ジャパンも似ている。属人的であるため、出る選手によってチームのクオリティがグッと変わる。選手を主体として考えるという点で、森保監督と曺監督は似ているが、個人の能力が高い分、日本代表の方が結果を出しているのだろう。
イラン戦の敗戦後のMF守田のコメントで、ドキッとしたサンガサポーターは少なくないだろう。
「もっといろいろ掲示してほしい。」
できるだけルールを作らずに選手の自立を促すのは理解できるが、サンガではこんなコメントが出ないよう、上手くバランスをとってほしい。
コーチの入れ替わり
長澤ヘッドコーチと若宮コーチががJ3大宮へ異動し、新たに幸田コーチ、嶋分析コーチが加わった。幸田コーチは曺監督の元チームメイトであり、2005年から2023年まで、ヴィッセル神戸のスカウトを務めていた。お友達内閣か…と思ったのが正直なところだが、監督の相談役や側近としては適任なのかもしれない。気を遣わず何でも言えるような関係であれば良いですね。嶋分析コーチに関してはJ1初挑戦なので頑張ってほしいですね。少しでも勝率を上げられるような分析や情報収集を期待しています。
起用ポジションの変化
個人的オフシーズンの嬉しいニュースは、一美がCFで勝負するということと、福岡がアンカーにチャレンジするというものだ。一美はポストプレー、相手をいなす力が優れていると思う。それに加え、シュート意識が強いのが良い。この点が、山﨑との大きな差であると思います。2019年の輝きを取り戻してほしいですね✨
福岡に関しては、2022シーズンの天皇杯 清水戦でアンカー起用されたが、ポジショニング、サイドチェンジ力に秀でており、非常に向いていると感じた。しかしその後は継続的にアンカー起用されることはなく、IHを主戦場としていた。そして昨シーズンはプロ入り後最少の22試合の出場に留まるなど、苦しんだ。そんな福岡が、金子や川﨑の牙城を崩し、アンカーとして輝きを取り戻すことを心待ちにしている。
予想布陣
去年から続いているこの3トップは堅いかなと思います。開幕戦から原とソンユンがいる心強さがすごい。塚川は記事見た感じ中盤というより前線での起用が考えられていそうですね。高校ナンバーワンドリブラーと称された安齋くんはJ1でどこまでできるのか楽しみですね。再び特別指定された中野くんもTM観た感じめちゃくちゃ期待できそうですね。今流行りの大学サッカー部途中卒団して加入年前倒ししてくれてもいいねんで。面白キャラの松田佳大の熱いプレーが見たい。豊川のゴールパフォーマンスが楽しみだ。試合後みんなで飛び跳ねたい。書き始めたらキリがない。
あゝ、開幕が待ち遠しい。
最後に
拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。ついに開幕まで1週間です。サンガのある日常が帰ってきます。みんなで史上最強のサンガを目指していきましょう💪🏼
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