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フェスにおいて目当てのバンド以外での休憩や帰宅は悪か?


5/27 富士急ハイランド・コニファーフォレストにてブシロードミュージック主催によるBUSHIROAD ROCK FESTIVAL 2023が開催された。

こちらは元々2021に開催予定であったが、世界的な流行り病の影響で延期となり2年ぶりの開催に至った。

BUSHIROAD ROCK FESTIVAL 2023 はBanGDream!・D4DJ・fromARGONAVIS・ラブライブ!シリーズから9つのグループが盛り上げるロックフェスです。

参加アーティストと出演順は下記の通り

Lyrical Lily(OPENING ACT)
Fantôme Iris
Morfonica
Morfonica &Liella! コラボ
Peaky P-key
Peaky P-key&虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会他specialコラボ
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
燐舞曲
Liella!
GYROAXIA
RAISE A SUILEN

どのグループも持ち歌やカバー曲、ソロキャラクターソングや新曲を4-7曲披露していった。14:20からスタートし途中で20分程の休憩を挟んで20時過ぎまで、最後は参加アーティスト全員がステージに上がりRASの「R・I・O・T」を歌い、全員で打ち上がる花火を見ながらその濃密な時間を締め括った。

さて、表題にあるように「フェスにおいて自分の目当てのアーティストの出番以外でトイレ休憩や帰宅することは悪か」ということについて触れていきたい。

というのも、ことの発端は同フェスにおいてLiella!の出番が終わった直後のことでした。

彼女たち目当てであっただろうファンの一部が帰宅し始めたことで、それを見た他のファンから野次が飛んだのだ。

参加していた方でも前方ブロックや奥側だとわからなかったって方も多いと思うが、当方は出入り口に通じる通路後方のブロックだったのでその様子がよく見てとれた。

誇張表現なしに、Liella!のフルグラTシャツやグッズを身に付けたグループが会場出入り口に向かって移動しており「帰ってんじゃねー!」「リエラーの恥ー!」「RAS聞いてけー!」など野次が飛び交っていた。

一応断っておくが、Liella!のファンが全員が全員帰ったというわけではない。同じLiella!のファンでも残っていた人は何人もいたし、何なら同じようにその帰って行く一団に野次を飛ばしていた。

ただ、帰り始めた一団があまりに露骨にLiella!のファンだとわかる格好であったがために、フェス終了後もSNSを賑わせることとなった。

それを踏まえた上で、今回の一件についてだが個人的な見解としては
「クッソどうでもいいなって」









え? お前何でこれ書いたんだって?
いやだって、トイレ行くなら行く、残るなら残る、帰りたいなら帰ればいいじゃないですか。個人的にはむしろ隣り帰ってくれたら席も広くなってスペース広がるし、前の席が帰れば視界も広がるからこっちとしては万々歳ですよ。

それなのに「これだからライバーは〜」とか「バンドリーマーのみなさんも、虹ヶ咲やLiella!の出番のタイミングでトイレ行ってましたよね?」とか言い合ってるのくだらない面白いなって思いません?

でまあ、話を戻しますが……表題に対して自分は「悪ではないが良くはない」と思っています。これについてはあとで述べますが、今回の一件について自分なりに考えると、富士急という立地と、アーティスト発表のタイミングが要因なのかなと思います。

例えば、翌日仕事があるからどうしても今日中に帰らなければならず、仕方なく離脱したということが考えられます。

今回の場合、Liella!の出番が終わったのが18:30頃。仮に地元が関西の方を想定すると、新大阪への終電(バス)は18:45でかなりギリギリ(何なら道混んでいたらアウト)であったことがわかる。

なので、出番が終わって帰って行った一団はみんな関西などから来た今日中に帰らなければならない方々だったのかもしれません。

そして、それに付随してLiella!目当ての人たちのグループがブロックである程度固まっていた可能性です。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会とLiella!の参加は2023年2月に追加で発表されました。

元々このロックフェスは2021年に開催予定であったという話は先にしましたが、その振替希望の申し込みは2022年11月に行われておりその時点での出演者はRAISE A SUILEN、Morfonica、Peaky P-key、燐舞曲だけでした。

なので、ブシロードコンテンツガチ勢は既に申し込みを済ませており、自分の周りのチケット応募状況や当日のブロック配置を見ても、ブロックで客層がほぼまとまっていた、
故に会場を出るタイミングも時間差でバラけることなく、結果Liella!ファンが固まってしまい悪目立ちしてしまったのではないだろうか、と推察しています。

……とまあ、どうしても帰らなければならなかった可能性について考えてみましたが、実際にLiella!見て満足したから帰るという人がどれだけいたのでしょうか?

もし、本当にいたのならそれが私の言う「良くはない」です。

そもそも、純粋に興味を持っていないものに対して興味を持てというのが難しい。相手に押し付けたところで何もならないのだし、自分から触れるという選択をしなければ興味は持たないだろう。

なので、必然的に興味のないバンドでトイレ休憩やいっそ帰宅するという選択肢もなくはないのかなと思う。

だが、今回はフェスという一回のライブで複数のバンドを見たり聞いたり出来ちゃう超お得なイベントである。自分の目当てのバンドのワンマンライブでは見ることの出来ない、それこそ他のバンドとのコラボだったりパフォーマンスだったりを見ることが出来るのに、それを見ないなんて勿体なさ過ぎる。自分の知見や趣味の幅が広がる絶好のチャンスではないか。

それに、Liella!のあと残っているのはGYROAXIAとRAISE A SUILENのふたつである。このロックフェスでどちらかがトリを務めると考えれば、知らないバンドだったとしてもなんかすんごいパフォーマンスが見られるんだろうな! というのは察しが付くであろう。

そして、実際のところトリを務めたRASは人気も高く、昨年11月のブシロード15周年ライブにおいてはトップバッターを務めたが、2年ぶりの声出し解禁という中で「お前ら声の出し方忘れてねーだろうな!?」と声の出し方を忘れかけていた会場を一気に目覚めさせた。

それぐらい彼女たちは観客を沸かせるパフォーマンスもその術も持ち合わせている。だから「RAS見てけー!」っていうのは至極真っ当な野次だったと思う。

ちなみに、今回の出演したバンドに触れてる度合いで言えば自分は割と薄い方だと思う。

Lyrical Lily→15周年ライブで初めて見た
Fantôme Iris→今回が初めて
Morfonica→ 15周年ライブで初めて見た
Peaky P-key→ 15周年ライブで初めて見た
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会→アニメ全話と今回参加していないメンバーユニットのライブ1回行った
燐舞曲→ 15周年ライブで初めて見た
Liella!→アニメ全話と5人だった時のライブ1回視聴した
GYROAXIA→ 15周年ライブで3人だけ見た
RAISE A SUILEN→ 15周年ライブと新春発表会で見た

予習がてら事前に曲は聞いてはいましたが、そんな自分でも今回のフェスはとても楽しかった。Fantôme IrisやGYROAXIAは今も通勤中に聞いています。

とまあ、普段自分が触れないジャンルのものを知る機会ってそうそうないでしょうから、興味ないからとその機会を捨てるのではなく、ものは試しで触れてみてそれから考えてみてもいいのではないでしょうか?

もちろん、離席してトイレに行くなとか帰ってんじゃねーと言いたいわけではありません。出来ることなら事前に、あるいは休憩時間中に済ませておくのがスマートではありますが、生理現象なんだからトイレを我慢することはないし、仕事などやむを得ず帰らなければならない事情があるならそれを優先するべきだと思います。

同調圧力に屈する必要もないと思います。ただし、自分が興味ないからと他の楽しんでいる方を邪魔するようなことは論外です。

みんなで節度を持って楽しく同じ時を過ごせるのが一番だと思います。

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