私は、嬉しいぐらい「女」だ
最近3日間、海のすぐそばにいた。
1日は、プライベートで撮ってもらい
後の2日は、お仕事で。
水の星座だから、ってことはないんだけれど
自分の心は、本当に海みたいだと思うことが多々ある。
満ち引きする波のようでもあり
潮溜まりに写った太陽のように、ゆらゆらしている。
この1・2週間、心がとても波打ったり、揺らいだり。
夏至というのもあったからだろうけど
正直、そのしんどさは半端なく。
おさまったと思ったら、また波立ち、ゆらぎ
その繰り返し。
それがあったから、わかったこともある。
私は自分が思っている以上に、「女」なんだということ。
photo EMIKO
自分が女に生まれた以上、ゆらぐ。
私が私である以上。
見たくない自分と向き合うことも、これからいっぱいあるだろう。
そんな自分を否定せずに
無理やり箱に押し込めたりせず
本当の気持ちにフォーカスし、心奥深くからの
声なき叫びに耳を傾ける。
自分がそうしなくて
私の中の本当の「私」は
誰が、幸せにする?
幾度となくそんなことを繰り返し
その度に
途方にくれることもあるし、心が虚ろになるときもある。
もう勘弁だ、と思うことも。
でも、ゆらぐ自分だからこそ
撮れる写真があり、できるサポートがある。
女は、ゆらぐ。
私は、ゆらぐたびに強くなり
それが自分を変化させていく。
それは撮る写真にも少しづつ変化をもたらしていることに最近気がついた。
私は、嬉しいぐらい「女」だ。
だから、いっぱい
ゆらぎも含めて自分も丸ごと受け止め、愛おしむ。
人それぞれその理由は違うけれど
ゆらぎを自分でどうすることもできず
ひとり悩み苦しむ人も多い。
女として、私はそれを受け止めることはできる。
フォトグラファーとしても、ひとりの女性としても。
だから、一生楽しむ。
女であるということを。
photo TSUGU