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海洋熱波。異常気象の原因の1つをちょっと調べてみました。

暑いですね。いかがお過ごしでしょうか。
「夏日」、「真夏日」、「猛暑日」
暑さの三段活用も聞き慣れてきました。

 夏 日:日最高気温が25度以上の日
 真夏日:日最高気温が30度以上の日
 猛暑日:日最高気温が35度以上の日
 ちなみに酷暑日は猛暑日の俗称らしいです。
 詳しくはこちら 気象庁 気温に関する用語
 

気温も高いし、ゲリラ豪雨も多いし、台風の動きも異常に感じます。
最近では、台風10号。
テレワーク環境はあるけど、テレワークは認められていないのでゲリラ豪雨や台風の異常な動きは正直泣きたくなります。

近年の猛暑や異常気象の原因の1つに「海洋熱波」というものがあるらしいと知りました。初めて聞いた言葉なので、ちょっと調べてみました。


海洋熱波とは


大気と海は海面を通じて活発な熱のやり取りを行っており、海洋の水温は上空の大気場を介して地球気候に大きな影響を及ぼします。この水温が過去数十年と比較して顕著に高い状態が数日以上持続する現象を「海洋熱波」というそうです。海洋熱波により海面付近の大気が不安定になり、今までとは違うことが起こります。
なお、「海洋熱波」の定義のもととなった高水温異常は2003年の地中海沿岸域の高水温現象、2011年にオーストラリア西海岸での高水温化現象、2012年の北西大西洋域の高水温化現象(Millsら、2012

海洋熱波がもたらす影響1 海への影響


水温が高いので生態系に影響が出ます。
サンゴ礁への影響をはじめ、魚が水温によって移動します。
いつもの場所に魚がいなくなるので、魚が獲れなくなり魚の値段に影響が出ることも。

海洋熱波がもたらす影響2 陸への影響


海面付近の大気が不安定になったときの変化として雲の量が変わります。
通常なら北日本の太平洋側にたくさん雲が発生して太陽の光がさえぎられて、冷夏になったり気温が低くなったりします。
海洋熱波により、雲が少なくなり、太陽の光が届き気温が上昇。暑くなると農作物や畜産物の成長に影響が出てきます。
例えば、ニワトリが暑さのストレスで卵が大きくなる前に産んでしまうので、MサイズやLサイズの卵が減り値段が上がったりします。

海洋熱波がもたらす影響3 人への影響


身近なところでは暑さ対策、ゲリラ豪雨対策、食料品の値上がり対策(節約やおかずの工夫)等が必要に。
台風の進路にも影響を与える場合があるので、公共交通機関の運行の健康をを想定したスケジュールや行動が必要になる場合も。

まとめ


海洋熱波は過去と比較して海水温が高い状態が数日以上続く現象のこと。
その原因は全て解明されているわけではないけど、自然界から人間社会まで影響があるようです。

海洋熱波は、海だけでなく、地球温暖化そのものの対策が必要になりそう。
将来のために、身近なものを環境に配慮するものを選ぶようにしたいなと思います。

この記事を書いている途中、6月末に「熱中症や豪雨の深刻被害に早めの警戒と対策を 今夏の猛暑予測で防災関連62学会が緊急呼びかけ」が出ているのを見つけました。
ちゃんとしたところが出している信頼性の高い情報を見つけて役立てられるようになりたいなと思います。

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