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【過去の日記 】成人式逃避行2025.1.13

今日は成人式でした。
行きませんでした。
代わりに温泉旅館へ行きました。

行ったところは、皆さんご存知、大江戸温泉物語。

 箕面の大江戸温泉物語はありがたいことに、箕面萱野駅からのシャトルバスを出してくれているので、私たちはそちらに乗りました。
 私たちというのは、今回、母と私の2人旅です。

 チェックインは15:00から。よって早めに家を出て、旅館へ向かう前に、箕面萱野駅直結のキューズモールでブラブラしてました。
 まァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜キューズモールが広い広い!!!びっくりしちゃうね。
 ひとまずロッカーにスーツケースを預けて、歩く歩道(動く歩道)みたいなエスカレーターをのぼり、昼ごはんを探し、フードコートで食べることにしました。
 祝日だったので人が多く、なかなか席が見つからずウロウロしてたら、どうやら食事をし終えたおばあ様が声をかけてくれて、席を譲ってくださいました。最近、こういう人のふとした優しさに触れることが多い。嬉しい。

私のから揚げ定食

 美味しかったです。
 身はぷりぷりだし肉汁溢れて外はカリカリでした。キャベツも荒くて野菜を食べている気分が良かったです。

 食べた後に少し他の店を回って、母も私も興味がさほど湧かなかったのか、「早く向こうに着いてスパーガーデンとかで遊べばいいよね😆」みたいなことを話して、シャトルバスへ乗りました。
 大型乗用車を想像してたらちゃんとした小型バスで、小さめの座席に母と私はギュっと詰まって座って揺られながら山の方へ登っていきました。
 周りが高級住宅街だったらしく、ひとつが大きい家たちが、威風堂々と佇んでいました。いつかこんな家に住めたらな!

 スパーガーデンに到着したのがだいたい13:30。
そこから15:00までチェックインできないので、中を散策してました。
フードコートがある!!
 ゲームセンターもどきがある!!!
 大衆演劇がある!!!
 縁日がある!!!
 漫画コーナーがある!!!

 しんなり派の大人のラウンドワンみたいね。

 大衆演劇はちょうどエンディングの直前で滑り込みし、話の内容も分からずにただ俳優さん方の太刀と演技を見ていました。劇場を少し出たら、たくさんの芸人さんのサインと、純烈のサインや演歌歌手のサインがズラリと壁に隙間なく並んでいました。
 いつしか電車でずっとおしゃべりしていた、名前も分からないおばあ様を思い出します。大学から帰る満員電車の中で、純烈コンサートの帰りだというおばあ様と30分ほど話していたことがありました。
確か、あの時も
「よく箕面の劇場に行くんだ」
なんて言ってた。素敵なおばあ様でした。
 劇場から出て、30分ほど漫画コーナーで漫画を読んでいたら、ようやく15:00になりました。

 チェックイン。
 広い。

 2人でこんなに広い部屋っていいのかなって思うくらい広いです。本来枕投げ会場とかになりそうな広さ。
 窓も広くて景色も良い。
 母は景色が綺麗な部屋が好きらしく、ずっと嬉しそうでした。
 疲れがどっと来たのか、身体がだるくなったので畳の上に寝そべっていたのですが、直射日光がサンサンと降り注ぐので、暑くてたいへんでした。

 しばらくして、スパーガーデンの温泉へ行きました。そこで体も全部洗いました。壁一面に色々な大きな浮世絵が貼られていました。お風呂が大きくて数が沢山ありました。広いお風呂の真ん中に大きな行灯のようなオブジェがありました。レジャー施設だと改めて思いました。

 人が多くてそれだけで疲れて、そうそうに部屋に戻りました。母は漫画を読んでいました。私は少し布団で休んだ後、持ってきていたパソコンでレポートを書いていました。ひとつレポートが終わり提出しました。旅館に来て温泉終わりの浴衣姿でパソコンにかじりつくなんてあんまり好みじゃないんだけど。しょうがないよね。まだレポートの旅は終わりません。

19:00!!!!
食事の時間だ!!!!!
昨日、明らかに目が太ったと言っているのに、私は今日も太るつもりできました。
沢山食べました。

サラダ大事

上とプラスであと2皿くらい笑、食べちゃった笑。

 夕食が終わったあと、ホテルの露天風呂へ入りに行きました。
ご飯前の温泉はスパーガーデン。
これはホテルの施設の温泉。
 ホテルの室内温泉はこじんまりしていて、じっとりした空気感ですごく良かったです。スパーガーデンは娯楽の温泉でしたが、こちらのホテルの温泉は癒しの温泉って感じ。
 空いているドアから、「寒い寒い」と言いながら、2つの階段をのぼり露天風呂へ行きました。

 ここの旅館は山の上にあって。
 夜は街の夜景がすごく綺麗で。
 露天風呂はそれを1面に見ることが出来ました。 

 熱い風呂に入って、白い湯気が見える奥で、真っ黒の背景の中、街の無数の灯りがチラチラキラキラ光っていました。どの建物がどこで、どの高層ビルがどこだなんてさっぱり分からないけど。
 小さな宝石がごたまぜになって世界に放り出されたような景色を傍から見ている感じがしました。

母はそれにすごく感動したようで、
「(私)ちゃんのおかげでこれが見れたよ。ありがとう。」
と言ってくれました。
元はと言えば、私の
「成人式の日は地元に居たくない」
から始まり、どこか遠くのビジホに泊まる予定だったものの「寂しいでしょう」と言って母が着いてきてくれた旅行でした。すごくグレードアップしてしまいましたけれど。
 インスタを見れば、同い年の人達が華やかしい振袖を着てキラキラした笑顔で写った写真が沢山流れてきて、私は、そのまま逃げて親のお金で温泉なんぞに入っている。
 なんとも言い難い気持ちがもんもんとしていましたが、母がそんなことを言ってくれて少し心の霧も晴れました。

 上を見ると、雲が薄く黒い空を覆って、月の周りは渋い虹色の円が見えました。
「満月やね」
と話すと、
「あれはちょっと欠けてるから満月じゃないね」
と母が返しました。

 温泉から出て部屋に戻って、体が覚めないうちに早く寝ました。横になりながら、広い窓から夜景が見えていました。

朝にも温泉に入りに行きました。
朝のバイキングを食べました。
同じバスに乗って帰りました。

いい成人式でした。

こんな感じの夜景です。
温泉はもっとキレイだったよ

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