諦めることに慣れてしまった
表題の通りだ。
先の見えないことに希望とか未来を抱いてとにかく進む、とにかく一生懸命やることが自分にとっての正義で当たり前のように思っていたし、実行していた。
だから納得いかないことがあれば納得いかないと怒っていたし、泣いていた。どこにもぶつけられない気持ちをなんとか抑えてバランスを取っていた。抑えられないときは表情や行動に出てしまうから、人間関係にもひびが入って拗れたりした。
でも20代後半になってから、そんな納得いかないことに出くわしても無意識に気持ちのバランスを取れるようになってしまった。まあそんなもんだよなって、諦めることを覚えてしまったのだ。諦める方が平穏に過ごせることに気付いてしまったからだ。人にも不必要に取り入らないし、言葉を発しない。
そして諦めることを続けていたら生活も落ち着いて、心の安定を手に入れた。
ああ、こうやって大人になっていくんだなって思った。
今日で2週間の期間限定テレワークが終わって、明日から私はまた電車に乗って会社に行く。
2週間って何の意味があるんだろうって思いながら、きっといつも通り業務をこなす。