農業法人に未経験転職して、農家の仕事をしてみて大変だったこと

現在私は農業法人(農家の会社のようなもの)で農業をしながら生活をしています。
前職はシステムエンジニアとして一日中部屋の中でPCを操作する生活でした。
この仕事には良いところもありますが大変な部分も確実に存在するので、それについて書いてみようかと思います。

・体力的な厳しさ
夏は暑く、冬は寒い中で作業をすることや、重いものを運んだり体力的にかなり厳しい仕事であると感じます。
もともと肉体労働で大変というのは聞いてはいたものの、実際の大変さは想像を超えていました。
デスクワークのストレスも結構なものでしたが、それと比べてどちらがマシかと考えるくらいには肉体的に負担の大きい仕事であると感じます。

・食べ物を作っている実感の少なさ
農家という職業は、「人の食べる食料を作る大事な仕事」といったような持ち上げられ方をされることが多いですが、いざ自分が農業法人に就職して作る側になってみると、社会の中で人が食べる食料を作っている、という実感は湧く瞬間もあるのですが、あまりそれを感じれる時間は多くはありません。
それよりも、目の前の仕事をこなすことで精一杯な感覚のほうが大きいです。

・農業も数ある仕事のうちの1つである
農業という仕事は、普通の会社員という世界から見れば珍しい仕事であるかと思います。
そのため、農業という仕事をすればのんびりストレスフリーで生活できる、といったようなイメージが行き交ったりしてしまうのかもしれませんが、農業も社会の中に数ある仕事のうちの1つで、どうしても仕事としての苦しさというものは存在します。
時間内に作業をこなさなければならないこと、体力的に大変な中でも作業を続けなければならないこと。
一般的な社会人の仕事と同じような苦しみも普通に存在しているので、農業という仕事が普通の仕事とは全く違う、別世界というイメージは少し違うかもしれない、という様に今は思います。

簡潔に言うと、世間のイメージほどのんびりした仕事ではない、というのが自分の中では特に強く思ったところでした。ただ、それを知ることができたのも重要な経験であったと思います。

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