雑記 1190 私の水彩画

画像1 古い友人が「あなたの鉛筆画がほしい」と言ってきた。絵を描かなくなってから、もう25年になる。納戸から埃だらけの絵を取り出した。古いので、シミなどになっていないか心配したが、それは大丈夫だった。もう、取っておくようなものでもないので、好きな絵を選んで持っていっていいわよ、と言った。
画像2 ♪♪♪
画像3 スケッチブックの中に、描き損じた絵や下絵が沢山あった。中に、鉛筆画ではなく、水彩画が混じっていて、自分では、こんな絵を描いたことなど、まったく記憶にないが、「これくれる?」と聞かれて、そんなものでいいなら、と返事した。カラスウリは好きな植物で、仕上げたものは、もう一枚も手元に残っていない。
画像4 これはカラスウリの絵の下書き。千葉に住む絵描きの友人が、私が絵を描き始めたと言ったので、これを描いたら?と送ってくれたカラスウリを描いたものだ。
画像5 ほら見て、と、今考えれば、冷や汗ものだが、藤田嗣治の孫弟子という人に、自慢げに見せた。水彩を始めて、嬉しくて、見せてしまったが、評価は「問題外」。素人さんのお遊びなんだから、好きにやっていいのよ、と言われた。'93.5.10とある。
画像6 '93.5.28、と日付けが書いてある。ああ、あれから、もう32年も経ってしまったのだわ、と思う。
画像7 '93.6.1。ここで、私の水彩画はお終いになる。両親の病気の世話などに忙殺され、水彩は色々面倒なことが多いのでやらなくなってしまった。鉛筆画はそれ以後も少し続けたが、2000年が最後。
画像8 時代が変わって、仕事も、WEBで、と言われることが増えた。昔人間の私には、無味乾燥なパソコンの画面と向き合っての仕事は、心穏やかに出来そうにない。パソコンもMacはダメで、Windows11、最低でも10と言われる。私は8.1。古いものを大切に使ってなぜ悪い?と思う。そろそろ仕事は最低限にして、絵に戻ってもいいかな、という気がしているこの頃だ。

いいなと思ったら応援しよう!