雑記 95 結実
奈良の友人宅から、八朔とレモンが届いた。本当は1月9日に、高校時代の仲間と収穫に行くはずだった。日程は1年前から決まっていて、その日ばかりは、必ず、と空けていたのだが、コロナが再び広まり、問題ありと思われる東京から行くのはためらわれた。向こうのご家族の方からも、今年は中止にしてほしい、と提案があり、残念ながら見送りになった。我々が手伝わない分、その家の方は、作業が増え、大変だったと思うが、箱を開けた途端、芳しい柑橘の香りがして、幸せな気持ちになった。
我が家には、友人宅のような、大きな木はないが、レモンが実りつつある。
日に日に、色づいて、大きくなっていく。収穫の冬、という言葉は、あまり聞かないが、柑橘類は冬が収穫の時だろう。
そして、我が家の玄関先のブルーベリーの葉は、ますます赤く、紅葉している。
花壇の薔薇は実をつけ、ローズヒップと言われるが、初め薄緑色であったものが、橙赤色へと変わって行く。冬の庭も、枯れるばかりではなく、案外、賑やかに競って、楽しませてくれる。有難う。