雑記 1146 赤いスイートピー2025 3 yayayasu 2025年1月10日 18:52 昨年赤いスイートピーを話題にした時は、新宿のFlower Shop日比谷花壇の店先で、「染めスイートピー」とわざわざ書いてあって、赤い色を吸わせてその色にしたとのことだった。松田聖子の「赤いスイートピー」の歌が大ヒットした1980年頃は、スイートピーに赤い色はなかったそうである。その歌に深く感銘を受けた園芸農家の人が、18年かけて品種改良を試み、今は、赤色のスイートピーも存在することになった。 だから、今は、様々な色のスイートピーが存在するようになったが、この色は「アッシュグレー」。これは流石に、染めたスイートピーの色と思うが、どうだろうか。中野丸井のAoyama Flower Marketの店先で。 元々は、淡い紫が一般的だったが、このくらいの色ならば、品種改良はやりやすいかもしれない。全く素人の憶測だけれど。 これは、染めかなぁ、と、花の色に見入る。 ヒラヒラした花弁は、小さいけれど、束にすると、華やかになる。 チューリップも出回って来た。 これは、フランス語で「傑作」という意味のシェドゥーブル、という品種名の薔薇。薔薇の形も色も、園芸品種改良に携わる者にとっては、底知れぬ未知の世界。 さて、そして、これが本日の満ちていく途上の月とアルデバランだが、話し足りない、としたら。つまり、聖子ちゃんの歌がヒットした時、作詞者は、スイートピーに赤色があることは知らず、そのように書いた。事実がどうあろうと、書いてしまって、それが爆発的にヒットし、スイートピー業界では、そんなもん、どうする?と大パニックが起きた。そして、茎から赤い染料を吸わせる、という、方法を思いついた。園芸農家の人は、赤いスイートピーの品種改良に取り組み、18年かかって、赤色が出来た、というわけで、瓢箪から駒、と言っていい? 「赤いスイートピー」の歌詞には、春色の汽車に乗って海に出かける二人の様子が書かれている。今時はあり得ないことかもしれないが、半年経っても、彼は、手も握らない。寄り添えば、煙草の匂いがしていて、年齢は、校則違反をしていなければ、20歳以上。雨に振られて誰もいないベンチに座り、彼は時計をチラと見るが、それ以上の動きはない。娘は貴方について行きたい、このまま帰れない、と切なさが胸一杯だが、そこで話は終わる。歌詞の思わせぶりな二人の姿が聴く者を想像の世界へ連れて行く。いい加減なこと言っちゃってるけど、上手いなあ。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #赤いスイートピー #春を迎える花 3