雑記 1096 菊五郎の庭の紅葉🍁

画像1 近所に狭いけれど素晴らしい庭があった。夕暮れ時、ご主人が箒で前の道を掃除して塵取りで落ちた葉などを集めている時に、家の中から小さな鳴き声がして、足元の覚束ない老猫が玄関先まで出て来ていた。菊五郎という名だと聞いた。ご主人がら亡くなられたのを知ったのは、つい最近だが、亡くなったのは今年の初めのことだったと言う。その後、あとを取られた息子さんが植物に興味がなく、庭の草木は全て切り、いまは時々除草剤が撒かれる。そんな中、今日見たら土の中に残った根から、美しい形の紅葉が葉を出していた。
画像2 紅葉の切り株の太さは5センチはある。と言うことは、根は土の中に広がり簡単には掘り出せないだろう。他所の家の庭であるし、普段は締め切って跡取りの方は住んではいないようだが、やはり、他人の家。残念だけれど、この紅葉は、また頭をちょん切られ、周りに除草剤を撒かれるだろうが、私にはどうしようもできない。
画像3 同じく地上部は処分された柏葉紫陽花。地上部を切る前にもらった枝の挿し木は何とかうまく行ったようだ。このまま冬も持ち堪えて、来年は無理だろうが、この先私の家の庭で花を咲かせてくれるといいと思う。
画像4 一昨日、花が終わったら、とお願いしていたOさん宅の月下美人の葉を頂いた。これが、どのように発根し、育っていくのかは、まだ分からないが、毎日どうなるか分からない草木の生長に一喜一憂する私。
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