雑記 120 人形町の紅白の椿
人形町に行き、水天宮の前を通り過ぎて横道に入ったら、見事な紅白咲き分けの椿があった。まるで人が塗ったような花一輪。
一本の木のうち、ある枝は赤、ある枝は白の椿で、しかも白の多くは斑入りになっていた。調べてはいないが、園芸品種の種類として、源平咲き分けの椿、と言うのだろうか。
木の枝の間からビルの名前が見え、まさに「椿ビル」。水天宮の宮司さん所有のビルであるらしかった。
この日は東京も満開を迎え、どの桜もあまりに決まりすぎて、舞台の大道具の桜、と言ってもおかしくない整い方だった。
明日には雨が降り、風が吹いて、花吹雪をら散らすことになるのだろう。