雑記 762 紳士様

あなたは今どうしておられるのでしょうか。6月に、人づてに私に託されたスズメウリに、小さな実がつきました。

こちらにも。これからそれが膨らんで、小さな瓜の形になるのですが、こんな雑草みたいな草が、自分が入院したため枯れてしまうのを心配する貴方はきっと優しい方なのでしょう。

これは6月に私が預かった苗。概ね貴方がその後どんなことになっているかは想像がつきますが、それは敢えて言わないことにします。朝日の昇るのは神々しく、また、夕陽が沈むのも神秘的です。その同じ太陽が昼、天を駆ける時は、ありふれた日常のように有り難みも感じにくいですが、本当は、神々しく神秘的な運行があることを、改めて思います。全ての人の人生は全ての場面で神々しく神秘的で、かけがえのないものだ、とそんなことを思います。