2024年度 電気通信大学 情報理工学域 Ⅲ類 編入試験(学力) 体験記
こんにちは、めばると申します。
他大学から編入試験を受験し合格を頂いたので、体験記を投稿しようと思います。
編入試験の情報は少ないので拙い文章ですが参考になれば幸いです。
自己紹介
地方公立大学 電子系
席次:1年次 1位 (GPA4.0)
大学の偏差値は高くなく、平均程度の入試成績で入学しました。
席次に関しては期末試験の直前に詰めたぐらいで、日常的にはあまり勉強してなかったのでたまたま良かっただけだと思います。
英語に関しては高3でとった英検2級ぐらいなので、あまり得意ではないです。
志望動機
元の大学で興味のある研究室の先生が来年で定年退職なさると聞き、他の研究室に興味が持てなかったので編入しようと思いました。大体12月頃の話です。
受験までの流れ
1年生の後期まで
資格試験やプログラミングなどの勉強やバイトをしてました。12月の終わり頃に編入について知り、受験しようと決断しました。しかし、資格の実技試験やバイト、期末レポート・試験などに追われ、春休みまでほとんど編入試験に向けた勉強はできませんでした。1人暮らしをしていたのでこのままでは編入試験の勉強に時間が取れそうにないと思い、バイトは春休み前に辞めました。
春休み
2月中旬から春休みに入り本格的に勉強を始めました。数学は徹底研究の出題範囲とマセマの複素関数をやりました。物理はマセマの電磁気と電磁気学演習、大学生の初等力学をやりました。英語は単語を確認する程度でした。終わりに近くなると過去問を5年分入手し解き始めたものの、ほとんど解けませんでした。勉強時間は1日7時間程度だったと思います。勉強を全くしなかった日は病で倒れた1週間と数回遊びに行った日でした。悪い例なのであまり参考にならないと思います。
4~5月
私の学科は2年生の前期に学生実験が週2回あるという大変なカリキュラムになってました。レポートが手書きでなかったのが救いです。数学は過去問特訓を、物理はマセマの熱力学と大学生の電磁気学をやりました。英語は英作文の対策をしました。過去問を解きつつ、解答例がないので図書館で調べながら解答を作りました。この作業が一番勉強になったと思います。数学は過去問特訓はB問題まで解けるようになってから過去問をベースに勉強しました。物理はあまり傾向がなさそうなので問題集で広い範囲が解けるようにすることを意識してました。
6月から試験直前まで
数学と物理は過去問を時間を測りながら解きました。新しいことはあまりせずに、できるところを確実にすることを意識しました。試験2週間前に過去問を数年分入手できたのでそれも解きました。意外に解けなかったので、かなり焦りました。英語はどんなレベルかわからなかったので、とりあえず100字程度の英作文を30分で書く練習をしました。
試験前日
4限まで実験があったので終了後、急いで空港に向かいました。最終便で東京に向かったので会場近くに22時半ごろ到着しました。前日は勉強よりも休息が大切だと思うのでさっさと寝ました。この日は空き時間が無かったので全く勉強しませんでした。落単したくないからといって時間ギリギリでの移動は疲れるので余裕を持って移動することをお勧めします。
試験当日
去年は受験者が少なかったので今年は受験者が多く、欠席者もいないようでした。(それでもⅠ・Ⅱ類よりは全然少ないですが)
数学
1 3 4 5を解きました。例年より少し違った出題内容な気がしましたが難易度は簡単な方に入ると思います。9割弱ぐらいとれたと思います。解答用紙の裏側にも向きがあることに途中で気づきましたが、時間がないので書き直しはしませんでした。よく解答用紙を確認してから、解答しましょう。
物理
大問1は力学で速度の2乗に比例する抵抗を持った落体の問題だったと思います。これはかなり前の過去問で似たようなものが出題されていたので解けました。作図はよくわからなかったので、なんとなく書きました。
大問2は電磁気で丸棒二つの静電場に関する問題だった思います。近年で最も難しかったと思います。小問2つしか解けませんでした。個人的にみんなできないだろうと割り切って残りは捨てました。
大問3は熱力学でサイクル問題でした。波動が出題されず安堵しました。しかし、よく見ると問題集で見たことない等温と定積に関するサイクル問題でした。熱力学の定義通りに解きましたが、あまり自信はありません。あとで調べたらスターリングサイクルというものでした。
物理は自分が解いた問題集では見かけない問題が多かったので難化したと思います。5~6割程度しかとれてないと思います。
英語
長文の要約の穴埋めと英作文でした。長文は虫の特徴をロボットに応用するみたいな文章だったと思います。大学受験用の単語帳には載ってない知らない単語が結構ありました。なんとなくで要約の空欄を埋めました。英作文はテレワークかオンライン学習に関するテーマを1つ選んで解答するものでした。私はオンライン学習を選択しました。確か120字くらいで解答しました。英語も自信がなく、5~6割程度しかとれてないと思います。
面接
3対1の面接でした。おそらく所属するプログラムの異なる先生方だと思います。質問された内容はあまり覚えていませんが、たしか3つで
なぜ編入を志願したか。
所属大学でしていたことはあるか。
所属大学での履修状況と単位認定について。
でした。面接の雰囲気は、受け答えに対してかなり突っ込まれたり、専門知識を要求されたりと圧迫気味に感じました。その中で、少し考える時間を要求したり、自分が知らないことは分かりませんと答えました。自分の話に持っていけるときは、ひたすらしゃべってました。最後に履修状況やこの単位に認定できそうな科目を履修しているかなどを聞かれました。時間は測っているようでしたが、普通に超えました。おそらく15分程度が目安だと思います。私の場合は対策をほとんどしていなかったので、しっかり準備してから面接に臨んだ方が良いと思います。
結果
落ちたと思ってましたが、合格してました。倍率は2.2倍くらいでした。ひどい面接内容でしたが、合格したので面接は差がつきにくいのかもしれません。
受験にかかった費用について
私の場合は、受験料と交通費、滞在費だけでした。参考書などは大学受験用に比べ、高価なので図書館で借りてました。無いものは図書館にリクエストして入手しました。また、編入の過去問や解答の購入はしませんでした。
最後に
筆記の合格最低点は(完全に主観なので注意してください)
Ⅲ類 190~200点
Ⅰ・Ⅱ類 205~215点
程度だと考えられます。7割5分を超えると安心できると思います。
駄文ですが、最後までお読みいただきありがとうございます。
過去問の入手法など何か質問等があれば@yayaki_ohtamaにお願いします。