「キラキラネーム」が嫌い。
別に、「最近の子供の名前が嫌いだ」と言いたいわけじゃない。「キラキラネーム」という呼び方が作られた事が嫌だ。
「読めない名前を子供につける」こと自体は結構昔からあった。
でも、その事を話題にしようとしても「〇〇さんの子、アレなんて読むの?あんなの読めないわ。」なんて言うと角が立つから、なかなか話題にしにくい。
ネットでは早くから「※DQNネーム」なんて呼ばれ方をしてたけど、そんな言葉は現実では使えない。このことを話題にしたい人はモヤモヤしていたはずだ。
※DQN=頭のおかしいやつ
そんな時に颯爽と現れたのが「キラキラネーム」という言葉。
この言葉があれば、「〇〇さんの子、アレなんて読むの?あんなの読めないわよ」ではなく、「キラキラネームよね」みたいにサラッと言える。
「DQN(頭のおかしいやつ)ネーム」と比べると「キラキラ」というプラス?の言葉が入っているため、発言した時の罪悪感は少ない。
つまり、「キラキラネーム」という単語のせいで悪口の敷居が下がった。
「キラキラネーム」という言葉ができたせいで「あ、みんな思ってるんだ。じゃあ言ってもいいんだ」という空気が作られ、みんなが抑えていた感情に歯止めが効かなくなった。これを良いことだとは思わない。
モヤモヤしてたモノに名前をつける事の便利さは否定しない。
でも、名前をつけずモヤモヤのままにして、共有しにくくしておくのも時には大事だと思う。
最後にもう一度。僕は「キラキラネーム」が嫌いだ。
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