クライアント様にはSOAPで核心を探る
カウンセリングに欠かせないSOAPの記入
いつもクライアント様のお悩みに対峙して思う事があります、それは痛みですが、なるべく想いを受け取り形にする必要性があります、それはいち早く問題の核心へ近づく事です。
その中で「レッドフラッグ」と呼ばれる専門医でないと解決できない重要な問題に気付くきっかけにもなりますのでとても重視、今日はそんなお話をしたいと思います。
SOAPって何?
初めてでも経過観察の際でも術の前には必ずカウンセリングさせて頂きます、その時に気を付ける事で「SOAP」と言うワードがあります、この内容に従い記録を作成し時系列で経過観察するために行います。
S(subjective):主観的情報
O(objective): 客観的情報
A(assessment): 評価
P(plan): 計画(施術)※治療:代替医療なので施術と表現します。
この4点について質問を行い解決の糸口を探します、この後の最終「P:施術」はそこまでも時間はかかりません、しかしながらそれまでのSからAまではプライマリーと呼ばれる1次原因に辿り着くまでとても時間が掛かります(掛けます)。
SOAP記入例(椅子に座り尾骨の痛みが有るとします)
S(subjective):主観的情報
車に乗る際に尾てい骨が痛いんです、それと背もたれの椅子に座ると同じように痛みます。
また立ち上がる時に特に痛みますが、姿勢を良くすると痛みが減るんです・・などのクライアント様のお言葉そのまま記入します。
O(objective): 客観的情報
骨盤を起こすと尾骨(尾てい骨と言われ確認する)が痛み減少→この事から仙骨の後傾が問題と仮説。
動作分析での着座動作観察→骨盤後傾位でドスン座り傾向
無理やり骨盤を起こし座る様に指示(25cm昇降台)→仙骨が後屈しているので腰椎を過剰前彎させて頭も前に突き出し重心しながら座る。
などの実際に起こる問題点の判断基準を実際から読み取り出来れば数値化し具体化。
A(assessment): 評価
仙骨を前屈するように誘導し背もたれ椅子へ座り痛みの確認を行う→減少した。
P(plan): 計画(施術)
手技での仙骨前傾誘導
仙骨前傾ホームエクサイズ指導
このように進め経過観察を行い、SOPEを繰り返しながら好転を目指します、一般的に静止状態での姿勢評価→アライメント修正では短絡的な観点だけで真の問題点が見えなる事が多いと感じます。