パニック障害だった私が、奈良ー福島間往復1500㎞を運転できたワケ
こんにちは。和咲~yawara~の真田知子です。
じつは私、長年 ”地底人” だった時期があります(*_*)
いろんな症状に苛まれて、地を這いながらの生活…
そのひとつが、運転のパニック障害。
高速道路はもちろん、国道など大きな道路、
高架道路や鉄道をくぐる道路も、できれば避けたい…汗
あ~ダメだぁ!と側道に入り、ぐるぐる回って目的地にたどり着けず
家、職場、近所の買い物を、延々繰り返す日々。。
行けない道を避けてるだけの毎日で、
苦しかったけれど、それでも命は保たれている。
生きていられるから、
なんとかしようとはしなかったのです。
苦手な道にもチャレンジしたら
それが手あてと出会って、いろんな症状が消えていくなかで
苦手だった道も「運転してみようかな」と思うようになりました。
高架バイパスに乗り、わずか2分の間でしたが
怖さはなく、「爽快!」って思えたんです!
それから短い距離の高速道路も、
待避所で止まりつつも(汗)徐々に楽に乗れるようになり、
電車で行くものと思っていた大阪にも、車で行けるようになったのです!
長距離にチャレンジ!
そうなれば、もう行ける氣しかしない私は
ETC車載器を取り付け、故郷である徳島に向かいました。
自分で運転して、明石海峡大橋を渡る日がくるなんて。
こみ上げるものを抑えもせず、ひたすら運転し続けました。
娘と福島へ
その後も車で何度か徳島に行き、娘も大阪や愛知に行き
二人とも、運転に慣れてきたところで、、、
なんと!福島まで車で行くという話になり(笑)
私も娘も、普通に行く気満々。
あまりの長距離っぷりに、出かける際に
「気をつけて、安全運転で!」と
旦那さんが心配そうに見送ってくれました。
車中泊→湖畔のキャンプ場→ホテル 3泊4日の旅
福島に行くこと以外、具体的な予定も立てず
一日目は、行けるところまで!のサービスエリアで車中泊。
高速を降りて温泉に入ろ~の案も出たけれど、
先を行きたい私たちは、SAでお風呂もご飯も済ませることに。
暑さで寝不足のまま、二日目はいよいよ福島へ。
ラッキー公園や桃パフェを堪能して、
猪苗代湖野外音楽堂へ♪
猪苗代湖畔のキャンプ場をあとにして、三日目は
諸橋近代美術館、五色沼、そして忘れちゃいけない福島ラーメン♪
サルバドール・ダリの作品は、キャンバスの前でお皿を持ったまま寝て、
お皿が手から落ちて割れる音で目が覚めたそのときに、描きはじめる。
意識と無意識が混ざり合った、混とんとしたところ…
そこにこそ人間のあり方があるという、
シュルレアリスムの思想であるそうな。
手あてに通ずるところもあり、興味深々。
五色沼は、磐梯山の噴火によってできた沼で、本当に綺麗。
その色が見えると、わぁー!と息をのむほど。
同じ沼でも、周りの植物や空の色など季節によって微妙に変わり、訪れるたびに違った独特の景色が楽しめるんですって。
福島の旅のしめは、福島ラーメン♪
ご当地の食べ物は、その土地の方々に親しみ受け継がれてきた素材と味
いのちのもと、癒しとなるものです。
澄んだスープにちぢれ麵、シンプルだけど深い味わい
ありがたく、いただきました!
運転しまくった4日間、無事終了!
楽しかった福島への旅も終盤、来た道をまた帰ります。
神奈川で、今日はもう運転終わりにしよう!となり、
周辺のホテルをとってふたりとも爆睡💤
翌朝また運転して、無事奈良まで帰りました。
いや~人生ではじめて、こんなによく運転できたよなぁ...
手あてに出会えたからこそ、見えた景色。
ひたすら近所の往復の日々、それも自分の生活ではあるけれど
苦しみを持ちながらなのか、
苦しみは手放しているのかで、
見えるもの、感じるものがこうも違うんだって
本当に実感できた、貴重な体験でした。