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二つの道がある時どちらを選ぶか?意思決定のヒント

「A案かB案。どちらにしようか・・・?」

こういうシーン、仕事でも、プライベートでも生活の中でよくあります。選択肢を前にどちらを選ぶか。こうした意思決定をするシーンで、私達は何を指針に選択すべきでしょうか。

路を選ぶときの考え方について考えてみました。

意思決定する時の指針とは?

意思決定は情報が多いからできるのでしょうか。勇気があれば判断できるのか、それとも判断にはセンスが必要なのでしょうか。そうではなく、大切なのは「目的を持っているか」ではないかと思います。
 
周りを見ても、判断が早い人がいます。パパッと決めて、パパッと行動できる人は「自分のゴールが明確」な人ではないかと思います。ありたい姿という自分のゴール、言い換えれば「目的」を持つということは、判断をするモノサシを持つということだと思います。

「目的」というモノサシを持っている人は、どのような事態に対しても、自分の「目的」と照らし合わせてどのくらい重要か、どのくらい緊急性があるのかをすぐに判断することができます。
 
つい人は「正しい解」を選択しようと思いがちです。しかし、あらゆる可能性の中から、それが絶対に正解なのかは誰にもわかりません。しかもその「正解」という概念は「誰から見た正解か」で解釈は変わります。そう考えると、「自分にとって正解か」が大切であり、やはり「自分がどうしたいか」を軸に判断することが大切だと言えます。 

たまに「正しい解」を選択しようとするがあまり、「選べない」➡「選ばない」ということが起こりえます。しかしこれは最も不幸です。行動しなければどこにもたどり着けません。とにかく、立ち止まるのがよくないです。
  
決断し続ける限り、なんらかの経験ができます。仮に誤った判断だったとしても修正できたり、やり直しできます。しかし、立ち止まったままでいると、時間はどんどん流れていきますので、それは現状維持ではなく、後退を意味しているのかもしれません。

正解でなくても、今の自分の出来る限りのことをやっていく。立ち止まらず決断した道を進んでいく。「自分のゴールを見据えて前に進む」、ということが大切だと思います。

経験値というモノサシ

「目的なんてない」と思う方もいるかと思います。生活のあらゆるシーンで目的やゴールをイメージするのは確かに難しいです。そこで、もう一つのモノサシとして有効なのは「経験値」です。

例えば、「A駅からB駅まで移動する」というケース。普通に考えれば、即「電車に乗る」という判断をしてしまいがちです。もちろん時間的余裕がなく急いでいる場合は、「電車に乗る」が最適解なケースが多いです。一方で時間的余裕がある場合、どうでしょうか。

それでも「電車に乗る」を選択するのが効率が良いですが、「一駅歩く」という選択肢も考えられます。歩くことで、「運動できる(有酸素運動による脂肪燃焼)」と「街をウォッチできる」という経験価値を得ることができます。電車に乗れば例えば200円で早く目的地に着けます。一方で、歩けばお金を使わずに運動と街ブラという経験価値を得られます。

見方を変えれば電車に乗ることは「お金を払って経験機会を失っている」と見ることもできるのです。これはビジネスでも同じことが言えます。アウトソーシング、代理店への発注、業務委託など、ビジネス上ある業務を外に依頼し外注するというケースはよくあります。これらの行為は「お金で時間を買う」ということだと思います。当然のように見えますが、忘れてはいけないのは、「そのプロセスにおける経験値は自社には貯まらない」ということです。

「ロボホン」、「ロビー」、「キロボ」などで有名なロボットクリエイターの高橋智隆さんは自分で最初から最後まで全部1人でロボットを作り上げるそうです。その理由は「自分に経験が貯まるから」だそうです。とても納得できます。経験により自分は成長できます。成長というゴールから見た時に、経験が貯まる選択肢はどちらか、という視点で見れば「全部ひとりで作る」という意思決定ができるのです。

何かのサービスや商品を買うシーンで意思決定する際、少し立ち止まって考えてみてください。「そのお金を払って自分は何を得ているのか?」そして「それを払うことで経験機会を失っていないか?」と。

この思考を持つようになり私はタクシーや交通機関に乗ることは激減しました。時間に余裕さえあれば、歩いた方が経験値が貯まるからです(そして、お金も貯まります。。)

まとめ

ヒトは一日に9,000回決断していると言われます。一説には35,000回という説もあります。どちらが正しいのかは分かりかねますが、いずれにしてもとんでもない回数の決断を毎日繰り返していることになります。

その決断の時に、「A or B」「やる or やらない」を決める判断のモノサシとして有効なのは「目的」という自分にとってのゴール、そして「経験値」。これらのモノサシを持つことで、後悔しない決断ができるのではないでしょうか。

「なんとなくこっちかな・・・」、「どっちでもいいな・・・」そう思うこともあります。そんな時は実は、自分がどうありたいのか、が見えていない時なのかも知れません。

自分のありたい姿を持つことは、毎日行われる数千回の決断を簡単にスピーディにできることにつながり、心身ともに健康でいられることにつながるのではないかと思います。

なりたい自分のために、シンプルに考え、選択し、行動する。
そんな日々を送れるようにしていきたいものですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 

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やわらかメガネりょう
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