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なぜ「自分時間」が持てないのか?時間の質について考える

「あれもやらなきゃ…」「コレもやらなきゃ…」「仕事が忙しくて時間が足りない…」

一日中忙しく動き回って、疲労感はマックスなのに、充実感はない。そんな日があります。

先日、1日の時間の使い方、計画の仕方について考えをまとめました。

そこで、改めて時間の「質」について考えてみます。

「自分時間」と「他人時間」

「ホリエモン」の愛称で知られる堀江貴文さんは著書『時間革命』の中で、「何よりも大切なのが時間である」と語っています。服役中に時間の価値を深く考えたそうです。

「時は金なり」ではなく、「時間は人生そのもの」だと語ります。時間こそが誰もが平等に手にできる、唯一の資産。とても納得できます。時間をどう使うかは自分が何に投資するのかという事ですね。

時間の価値を深く考えた堀江さんだからこそ、時間は有限であり、他人に振り回されている場合ではないという考えに至っています。

時間には2つの種類があります。

自分時間:やりたいこと。趣味、家族との時間、好きな仕事のこと。

他人時間:やらなければならないと思っていること。やらされている仕事。通勤、気を遣う飲み会など。 

「自分時間」を増やし、「他人時間」を減らすほど人生の質は高くなります。

今一度、日々の生活を振り返ってみましょう。ちゃんと自分時間を持てているでしょうか。shouldやmustのいわゆる「やらなくちゃ」といったやらされ仕事に忙殺されてないでしょうか。

自分が思っている以上に「他人時間」に支配されていたり、それに気づいていない人が多いです。時間は有限で取り戻せません。そう考えると、他人時間に時間を取られることほど不幸な事はありません。

まずは日頃から、「これは自分時間か、 他人時間か?」と自分に問うことからはじめましょう。こう意識する事で、はっきりと「NO!」と言えるようになります。これを繰り返す事で自分時間が増え、自分の人生を生きる事ができます。

「多動」と「多忙」

「忙しい」という言葉は、「心」を「亡くす」と書きます。心が無い状態。冷静に考えるとゾッとする言葉です。

でもつい「忙しいなぁ…」と呟きがちです。自分の言葉で自分を洗脳しがち。口にすればするほど自分の心が亡くなっていくので、この言葉はなるべく使わないようにしましょう。

堀江さんは「多動」と「多忙」についても言及されています。

「多動」は言わば子供がひっきりなしにおもちゃを変えて遊んでいる状態。夢中でたくさん動き回っていること。楽しく、豊かな時間です。

一方で「多忙」はただただ忙しく、他人時間で時間が過ぎていくこと。不幸な状態です。

多忙ではなく多動な日々を送りたいですね。

「自分時間」を増やすコツ

自分時間を増やし多動な日々を送りたいところですが、なかなかその時間の確保は大変です。「自分時間」確保のコツを2つご紹介します。

1.一日のはじめに計画に入れる
メイクタイム術として「ハイライト」という手法があります。これは時間管理について書かれた『時間術大全』という書籍に登場するメソッド。ハイライトとはその日の最優先事項のこと。やりたい事を最初に決めるということです。

3つの視点で計画を立てます。①緊急性、②満足感、③喜び。緊急性は仕事や用事などの「やるべきこと」です。大半が「他人時間」です。大切なのは②と③。その日、終わった時に一番満足感、喜びがある事を想像して計画に入れます。これらが正に「自分時間」です。

例えば、家族との食事、趣味の時間、英語の勉強など、自分の成長や絆作りのための時間をちゃんと計画する。「自分時間」としてやりたいことを毎日のスケジュールに入れて、ちゃんとやる日々をおくる事が大切ですね。

2.隙間時間の活用
2つ目は隙間時間の活用です。用事と用事の間の時間。実は1日の中に隙間時間はたくさん眠っています。しかし、なんとなくスマホを触って浪費していることが多いのではないでしょうか。

隙間時間は後ろに予定があるので時間が有限なのが特徴です。それゆえ、だらだらできません。活用する時は「締め切り時間まで」の意識で集中できます。隙間時間を活用するには「やる事を事前に決めておく」のがポイントです。

「他人時間」を減らすマインドセット 

「他人時間」の正体は、他人そのものではなかったりします。発生源は実は自分の気持ちの中にあるケースもあります。やりたい事があるのにそれを優先できないのは自分の中にある変なプライドが邪魔をするのです。

「こうしたい」「ああなりたい」という自分なりの理想があるのに、プライドや自意識が足を引っ張って実行できない。「失敗したらどうしよう」「まわりの人にバカにされるかも」「知られたら恥ずかしい」など。余計なプライドが「自分時間」の優先度を下げてしまいます。その大半は自意識過剰だったりします。

悩んでいる人の大半は自分の気持ちに余計なプライドで蓋をし、結果的に「他人時間」を優先してしまっているのです。

自分の人生は自分しか生きられません。プライドを捨てて、自分が本当にやりたい事と真摯に向き合い、自分を最優先に考えましょう。

まとめ

人生の質を上げるには「自分時間」を増やし、「他人時間」を減らす事が鍵です。そのためにも、「自分時間」を計画的に捻出しましょう。

1日のはじめに自分時間のスケジュールを入れる。そして隙間時間に自分時間としてやりたい事を決めておく。そうすることで、1日の中の自分時間シェアを高めることができます。

このシェアが高まるほど、自分の人生を生きる事ができます。

自分の人生を生きられるのは自分だけ。
他人時間に割いている場合ではありません。

タイムイズマネーではなくタイムイズライフ。

自分時間を確保し、自分にしかできない日々をおくりたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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やわらかメガネりょう
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