「八歌製切り出し用UST」配布
みなさんこんにちは! 八歌です。
突然ですが、日本語を歌う無生物音源を作ろうとして、1音ずつ書き出すの面倒くさい! となったことはありませんか? 私です。
そこで「八歌製切り出し用UST」を作成しましたので、使い方を紹介します。
概要
日本語を歌う無生物音源(中の人がいない系)や、ustを使ったボイチェン音源を作る支援素材です。
ダウンロード
当素材のダウンロード先はこちらです。
内容
録音リストを等間隔で読み上げたust
切り出しラベル
原音設定
これで、
UST上で発音を作り、1回だけ書き出す
切り出しラベル(設定済み)で切り出す
原音設定(設定済み)を入れる
という手順で作れます。つまり、UST上で発音を作ったあとは、必要な設定をそのまま借りて使うだけで、UTAU音源にできます。やったね!
使い方
1. 前準備
まず、使うものを用意します。
UTAUまたはOpenUtau(以下UTAUと表記)
wavDivider(わぶでば)
元にするUTAU音源
UST上で作る発音以外は、予め原音設定をしておく必要があります。
無生物から母音を作る場合
ボイチェン元の音源を録る場合
2. ustを調声して書き出す
ustの選びかた
当素材をダウンロードしたら、ustを選びます。ustは、単独音、連続音、歌連続音、CVVCから選べます。無生物音源なら単独音、ボイチェン音源なら元の音源に近い形式や収録BPMから始めると良いでしょう。
また、元が単独音やCVVCでも、連続音USTを使うと、連続音形式で入力できたり、子音速度で発音を溜めやすくなったりします。無生物の場合、まず単独音USTで発音を作り、それを元に擬似的な連続音(連結音源)にするという方法もあります。
連結音源の例
調声について
ustを開いたら、全ての発音が鳴るように調声します。最後の「おわり」は切り出しの際に使いますので、削除しないでください。(「おわり」の調声は不要です。強制終了だけしないようにしてください)
無生物母音から発音を作る
無生物の子音を借りる
USTでボイチェン音源を作る
調声が終わったら、1本のwavファイルとして書き出します。
3. wavDividerで切り出す
wavDividerを開き、書き出したwavファイルをwavDividerにドラッグアンドドロップします。
次に、使用したustと同じ名前のラベル(.lab)をwavDividerにドラッグアンドドロップします。
終わったら、切り出しボタンを押して、切り出し先のフォルダーを選択します。
4. 原音設定を入れる
あとは普通の音源と同じです。
おまけとして、当素材には、単独音と連続音の原音設定(oto.ini)が入っています。これを切り出し先のフォルダーに入れると、そのままUTAU音源になります。(OpenUtauで使用する場合は、character.txtも一緒に入れてください)
利用規約
ざっくり言うと、
作った音源は好きに使ってね
何があっても知らないよ、自己責任でね
この素材を使ったときは素材の作者名(八歌)を書いてね
素材の作者名を書くと、作った音源を配布したり、改変した素材を配布したりできるよ
音源配布時に素材の作者名を書いておけば、今後、その音源を使った作品では素材の作者名を書かなくていいよ
以上になります。詳しくは同梱のREADME.txtをお読みください。少しでも楽に制作して、楽しい時間が増えますように。
それでは、良いUTAUライフを!