口語訳UTAU講座Vol.6~Moresamplerのメタフラグを使ってみよう~
はじめに
こんにちは! さて本題だけど、今回はMoresamplerのver0.7以降で使える「メタフラグ」について説明するよ。それじゃあ、レッツゴー。
(※当記事は2020年5月時点の情報です)
Moresamplerのメタフラグってなに?
まず、Moresamplerに入っている説明を引用するね。
* 設定可能新機能
meta-flag-1/2/3/4 ....
この機能はカスタマイズするフラグを作れます。
複数のフラグを一つのメタフラグへ組み合わせられます。入力の労力低減につなげるかと。
メタフラグはM+数字、M1、M2などで有効します。
うしろに.と数字をつけると、%として有効範囲を調整します。(元フラグの最大値に制限される)
- Moresampler内readme-jp.txtの更新履歴より引用
メタフラグは、フラグ群をひとつのフラグにまとめておける機能だよ。例えば「M1は、A2g-4Mt-90Mb15のことだよ」って設定すると、次から「M1」って書いただけで「A2g-4Mt-90Mb15」と同じ音が使えるんだ。
どうやって使うの?
まず、Moresamplerが入ったフォルダーから「moreconfig.txt」を探して開いてね。そこの一番下に、例えば……。
meta-flag-1 Mt-50g2
って書いて、上書き保存。「meta-flag…」の先頭には、「#」をつけないように気をつけてね。
すると、こうなるんだ。↓
・Flagsに「M1」って書くと、「Mt-50g2」と同じ音が出るよ。
・Flagsに「M1.50」って書くと、M1フラグを50%軽減した音にするよ。
・(追記)Flagsに「g17M1」って書くと、M1の中のgフラグだけ変えることができるよ。
・メタフラグは複数設定できるよ。例えば「meta-flag-2」は「M2」として使えるんだ。
・使わないメタフラグは、txt上で、先頭に「#」をつけると無効になるよ。
具体的には、こんな感じだね。↓
moreconfig.txtでの入力:
meta-flag-1 Mt-50g2
#meta -flag-2 A2g-4Mt-90Mb15
UTAUでの入力:b5M1
再生する音:b5Mt-50g2(b5にM1を足す)
UTAUでの入力:g17M1
再生する音:g17Mt-50(M1のgフラグを変更)
UTAUでの入力:M2
再生する音:変化なし( # をつけたメタフラグは使えない)
どう? できたかな。よく使うフラグ群や、長すぎるフラグ群があったら試してみるといいかもね。それじゃあ今回はここまで。話を聞いてくれてありがとう。よきUTAUライフを!